更新が滞ってしまい申し訳ありません。
現状ではサイトを更新する余裕がまったくないので、生徒に手伝ってもらって更新をしやすくしました。これからはできるだけ時間をおかずに更新していきます。
暑い日が続いています。ここ数年の異常気象は、明らかに地球が変化していることを示していると思います。今年はフランス東部やイタリア北部でも40度近い気温が続き、現地の人たちもかなりまいっている状態です。
日本と違って古い建物をそのまま使っていることが多いので、エアコンがない、またはあっても効かない状態なので、その辛さは日本とも少し違ったものです。日本に比べて湿度が低いのはとても助かるのですが。先日クレモナに行った時も、28度で雨が上がった直後の湿度が40%台だったのには驚きました。決して不快ではないのです。湿度は大切なのだということを改めて感じました。
来年はオリンピックの年ですが、暑さ(湿度)対策を万全にしないと、選手だけでなく観客にとっても危険極まりないと危惧しています。
●身体を傷めている方へ
最近になって、新たに身体を傷めた方の問い合わせが何件かありました。いずれも「もっと早くきて欲しい」という状態でした。
大々的に宣伝しているわけではありませんが、身体(特に手)を傷めた方は、お気軽にご相談ください。身体に合ったリハビリを見つけるのはそれほど簡単なことではありません。
●仮称「弦楽器愛好家のためのクレモナ徹底ガイド」を製作中です
例年になく忙しいのは、昨年から資料を集め始めて本格化した新しい本の製作に集中しているからです。
クレモナでの取材もすでに3回のべ3週間にわたり、ようやく出版のスケージュールが固まりましたので、お知らせいたします。
2015年にクレモナに初めて行ってから4年間ですっかりクレモナにはまってしまった私ですが、その理由は楽器製作の街である、ストラディヴァリなどが楽器を作っていた歴史がある、ということだけでなく、どうやら日本と違うスローテンポの生活や人と人との繋がり方にもあるようです。
現地で多くの人たちと交流するうちに、弦楽器を愛する多くの人に一度はクレモナを訪れてもらいたい、そして通り一遍ではないクレモナの理解をしてほしい、と思うようになりました。
幸いにして、現地の製作者や団体、施設などもみなさん協力的で、多くの協力をいただいています。ここに概要を記しますが、11月の弦楽器フェアに合わせた出版を計画しています。
これまでに交流を持てた製作家は100人ほどになりますが、残念ながら本に取り上げられる製作者は30人ほど。これを補完する意味もあって、付録の小冊子を条件付きで配布することも考えています。
「弦楽器愛好家のためのクレモナ徹底ガイド」
・B5版160ページの予定
内容概略
1)カラーページ(クレモナの四季や見所、取り上げた製作家の楽器など)
2)クレモナの魅力
3)クレモナの歴史と文化
4)クレモナの今
5)楽器の街、クレモナ
6)クレモナの歴史を作った弦楽器製作者たち
7)現代のクレモナの製作者
8)クレモナに行こう
付録:クレモナ詳細マップ、クレモナの製作者一覧
出版:せきれい社
製作・デザイン:uniQtion
写真:August Columbo、佐久間にの
文章作成:柏木真樹
定価:未定(2500〜3000円を予定)
●各種講習会を行っています
音楽史講座は4回で終わらず、最終回およびまとめを10月に行う予定です。
バロックヴァイオリン、中世フィドル、ヴィオラ奏者の坂本卓也先生の講座も生徒向けに行いましたがとても好評で、定期化することも考えています。
告知がなかなかできず、生徒向けだけにとどまっていましたが、これからはもう少し告知していこうと思います。
1)8月の講座(いずれも柏木スタジオ)
【楽器の仕組みと調整講座・基礎編】
・8月11日(日)、31日(土)
15時から17時まで
楽器のセルフチューニングなどの実践講座です。11日分は終了しましたが、31日も行います。
2回は全く同じ内容です。
興味がある方は、メールでお問い合わせください。
【坂本先生の古楽、和声講座】
・8月12日(祝・月)
*9:50-11:10 「バロック音楽について」
*11:20-12:40 「バロックの通奏低音 A」
2)9月以降の講座
10月中旬までは最後の取材と編集作業で講座はお休みです。
10月下旬から講座を復活します。
・10月20日(日)
【楽器の調整講座・中級編】
基礎的なことは8月の講座でお話をしましたので、10月はやや複雑な問題を解決するための方法論を解説します。
なお、基礎編の受講希望者が多ければ、20日の講座の前に基礎編を行いますので、お問い合わせください。
時間・場所
15時から(19時までの予定)柏木音楽スタジオで
料金:生徒、アズール団員は4000円。その他は5000円
・11月24日(日)
【音楽史講座、最終回とまとめ】
ロマン派で止まってしまった公開講座ですが、それ以降をまとめて、資料も完成させて総まとめを行います。
13時から19時まで
料金:生徒、アズール団員は5000円(資料代込み)その他は6000円
今回初めて受講される方には、前回までの資料を事前に送付します (メールの場合500円。ハードコピーは1500円)
また、通しての録音も有償で配布します。
【坂本先生の講座】
・11月2日、3日
9時から12時まで(予定)
内容については決まり次第告知します。
サラサーテの連載と増刊号
「ヴァイオリン習得術革命」を好評連載中です。これまでの常識にとらわれない考え方で、身体の使い方だけでなく、音楽的なことまで広い範囲での取り組みをしています。また、クレモナレポート第3弾も書かせていただきました。是非、お読みください。
また増刊号「ヴァイオリンを始めよう」も発売中です。サラサーテ誌に掲載された記事および書き下ろしの記事で、ヴァイオリンを始める、また、始めたばかりの方たちにとって役に立つ本に仕上がっています。私も過去記事、書き下ろしなどで協力させていただきました。ぜひ手にとってみてください。
●大阪レッスン
・8月25日(日)
・10月22日(祝・火)
・12月22日(祝・火)
いずれも大阪の坂本音楽スタヂオ
詳細は坂本音楽スタジオ(sakamoto.music.studio.osaka@gmail.com)まで
●名古屋のレッスンについて
14年間続けている名古屋のレッスンですが、受講生が少なくなったために月1回で行っています。
各回ともに1、2名の余裕がありますので、希望者はお問い合わせください。
●小田原ライブ
11月30日(土)小田原しずく会ライブ
詳細は未定ですが、お題は「音楽で世界旅行・・・その1」です。
お申し込み、お問い合わせは「小田原しずく会」shizuku.odawara(あっと)gmail.com
((あっと)を@になおしてください)までお願いいたします。
●レッスンについて
当教室は、生徒の募集について一切の制限をしておりません。「初めてなのにとてもお願いできない」ということは全くありません。むしろ、真剣に上手になりたいのであれば、最初からしっかりしたレッスンを受けた方が回り道をせずに済みます。お気軽にお問い合わせください。
身体に痛みや違和感を感じている方は、できるだけ早いうちに正しい対処をすることが望ましいのですが、原因がわからないままにあれこれと工夫をしてしまうと、より悪い状態になってしまうことも少なくありません。体の問題については、ヴァイオリン・ヴィオラに限らず、他の楽器の方のご相談でもかまいません。できるだけ早くご相談ください。
時間配分の修正を行いましたので、現在はいずれの時間帯にも若干の空きがあります。土日、平日夜については、毎週決まった時間のレッスンはお引き受けできませんが、単発でのレッスンは可能です。
スタジオでは、私とアシスタントの濱田ゆかりがレッスンを行っています。料金なども異なりますので、詳細はお問い合わせください。