2018年になりました。旧年中は多くの方々に大変お世話になりました。この場をお借りして、御礼を申し上げます。2018年も、自分のできることを精一杯やっていく所存です。みなさまの温かいご支援、ご協力を、引き続きよろしくお願いいたします。
直近の2年間、クレモナに通うことで今までとは違った視点で楽器や音楽に向かえるようになってきました。私にとってはとても大きな財産です。これからのレッスンなどに活かしていこうと思っています。
また、最近になって、身体の使い方についても新しい発見がありました。傲慢な言い方ですが、ある程度身体の使い方はしっかり教えられるようになったと思っていたのですが、まだまだ研究すべきことがあることを痛感させられています。新しい知見を求めなくなったら、音楽家としても指導者としても、人間としても成長が止まってしまいます。そのことを肝に銘じて、これからも前に進んでいきたいと思っています。
サロンコンサートのお知らせ
1月28日(日)に、サロンコンサートを行います。
会場が狭いのでキャパが少ないのですが、久しぶりに演奏を聴いていただきたいと思っています。
ベッヒシュタインのピアノとチェンバロ、現代クレモナの楽器の出会い
演奏 柏木真樹(ヴァイオリン、ヴィオラ)筒井一貴(ピアノ、チェンバロ)
曲目(予定)
ヴィヴァルディ ソナタ イ長調 op.2-2
モーツァルト ソナタ ホ短調 K.304
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ No.4 イ短調
シューベルト アルペジオーネソナタ イ短調(ヴィオラ)
使用楽器 ヴァイオリン:Valerio Ferron 2017 「Ysaye」
ヴィオラ:Massimo Aldori 2016 「Staufer」
ピアノ ベッヒシュタイン
チェンバロ 横田誠三作
日時 2018年1月28日(日) 15:00開演(17:00終演予定)
場所 柏木澄子邸 (京王線聖蹟桜ヶ丘駅バス6分、徒歩3分)
料金 3000円(お茶と茶菓子付き)
申し込みは、1月11日(木)8:00より受け付けます。場所については、個人宅ですので、申し込みをしていただいた方に直接アクセス方法を連絡いたします。
公開講座「指が開く!腕が長くなる!腕の重みが乗る!」魔法のストレッチと身体の使い方
日時:2018年2月4日 15時開始 19時終了予定
場所:柏木真樹音楽スタジオ
参加費:生徒2000円 生徒以外4000円
2月4日に公開講座を行います。内容はタイトルの通りで、指が開かなくて悩んでいる方、弓先の使い方に困っている方、腕の重みが十分にならない方などに役に立つ講座です。
背景と講座の内容を説明します。
(イメージしやすいので「治験」という言葉を使いますが、もちろん、本来の意味ではありません)
指が開かずに「届かない」という悩みを抱えている方は多いと思いますが、私の生徒にもたくさんいます。そうした生徒たちには、これまで拙著にあるようなトレーニングに加えて、指を開くストレッチなどをやっていただいてきましたが、従来の方法よりはるかに効果的なトレーニングを見つけました。私のトレーニングは、拙著に書かれているものもすべて、生徒に「治験者」になっていただいて効果を検証しています。今回も、数ヶ月、のべ20人ほどの生徒に試して、明らかに効果があるものを解説しようと思います。
効果があった事例を一部、紹介します。
・左指を開く:初期段階で5人のプロ、ベテランに「治験者」になっていただいたところ、あまりの効果に驚きました。その後、10人ほどに試したのですが、全員に効果があることがわかり、レッスンで取り入れています。
・右腕の重みを乗せる:腕の重みを乗せる感覚がつかめない方数名で「治験」を開始。これもみなさん音が変化したので、レッスンで取り上げています。
・腕が伸びる:弓先が使いにくいと感じる生徒に「治験」を開始。こちらも8割に人に効果があり、レッスンで取り上げています。
・指の運動を滑らかにする:屈筋と伸筋の両方を使って指を動かす癖がある生徒に治験中。効果は上がっていますが、まだ十分なデータではないので治験を続けていますが、使い方によって大きな効果がありそうです。
実際には、ひとりひとりの身体の使い方によって効果があるトレーニングに微妙な差がありますので、まだサラサーテ誌やサイトに発表する段階ではないと考え、今回は公開講座の形式をとりました。
上記のような悩みを持っている方は、ぜひ、ご参加ください。劇的な効果に驚かれると思います。
大阪の坂本音楽スタヂオの主催で、大阪でレッスンを行っています
今後の日程は以下の通りです。4月と7月分については、申し込み開始を改めて告知します。
1月21日(日)(申し込み受付は終了しました)
4月1日(日)
7月8日(日)
以下、坂本スタヂオの案内を引用させていただきます。
ヴァイオリン指導者としてサラサーテ誌に連載をお持ちの柏木真樹先生を、坂本音楽スタヂオで定期的(3~4ヶ月に1回程度)に大阪にお招きするシリーズ。
(柏木真樹先生についてはこちら http://maki-music.net/ )
今回のレッスンは10月22日(日)です。
レッスンは坂本音楽スタヂオ(大阪市福島区)にて行い、プロ/アマチュアを問わず、どなたでも受講できます。(下記、相談できる内容例をご参照ください)
1レッスンは 原則60分 です。
(既に柏木先生のレッスンを受講している方で、先生から30分または120分が妥当と判断された方のみ、30分または120分も選択できます。)
受講料は 60分 10.000円( 30分 6.000円 / 120分 15.000円 )で、事前にお支払いただいた順に枠を確保いたします。
決済方法は下記のいずれかです。ご都合のよいものをご利用ください。
・クレジットカード(推奨:VISA, MASTER, AMEX, JCBが使えます)
・Paypal(推奨)
・銀行振込(三井住友銀行)
お申し込みは sakamoto.music.studio.osaka@gmail.com 宛にメールでどうぞ。
なお、スタヂオの広さの都合、レッスンの聴講や見学はできません。同伴者が必要な場合は申込時に事情をお書き添えください。
レッスンはヴァイオリン、ヴィオラを演奏する方のみではなく、他の楽器の方にもひらかれています。お悩みのある方はどうぞご相談ください!
お問合わせについては坂本音楽スタヂオ宛にメールにてお願いいたします。
sakamoto.music.studio.osaka@gmail.com
(参考:柏木先生に相談できる内容例)
・腱鞘炎、五十肩など、身体のトラブルを抱えている
・演奏時の身体の使い方などに悩みがある
・特定の奏法がうまくゆかない
・読譜力や音感などがうまく習得できない
・いまついている先生に疑問があるので相談したい
・壊れているわけではないが楽器の状態がよくないので改善してほしい
(キャンセルポリシー)
・ご入金日以降、レッスンの10日前までの間にキャンセルのご連絡をいただいた場合は、決済および返金にかかる手数料を差し引き、全額をご返金いたします。
・レッスン10日前を過ぎてからレッスン前々日までにキャンセルのご連絡をいただいた場合は、ご入金額の半額をご返金いたします。
・レッスン前日以降のキャンセル連絡、または連絡なしにいらっしゃらなかった場合、ご入金いただいた受講料は返金できません。
[主催] 坂本音楽スタヂオ
サラサーテ第80号が発売中です
誌上レッスンを続けています。レッスン生も募集中です。詳しくは本誌、または編集部(info@sarasate.jp)まで。
生徒さんの募集について
最近問い合わせをいただいた体を痛めた方から「サイトの案内が不親切で敷居が高く、メールするのになかなか踏ん切りがつきませんでした」という指摘をいただきました。あまりたくさんの方を拝見することは難しいのですが、体を痛めた方や真剣に悩んでいらっしゃる方が問い合わせに躊躇するようでは本意ではありません。特に、体のことは、大きな問題になってしまう前に拝見できれば、と痛恨の思いを何度か経験しました。そのためにトップページにも、ご案内をさせていただくことにしました。
●生徒さんの募集について
当教室は、生徒の募集について一切の制限をしておりません。「初めてなのにとてもお願いできない」ということは全くありません。むしろ、真剣に上手になりたいのであれば、最初からしっかりしたレッスンを受けた方が回り道をせずに済みます。お気軽にお問い合わせください。
体に痛みや違和感を感じている方は、できるだけ早いうちに正しい対処をすることが望ましいのですが、原因がわからないままにあれこれと工夫をしてしまうと、より悪い状態になってしまうことも少なくありません。体の問題については、ヴァイオリン・ヴィオラに限らず、他の楽器の方のご相談でもかまいません。できるだけ早くご相談くださ い。サラサーテ誌の第67号(10月末発売号)の特集にも記事を書いていますので、そちらを参考にしてください。
現在は、名古屋の教室は「ほぼ」いっぱいですが、東京の教室は、平日の夜と土日の曜日・時間指定のレッスン以外には多少空きがあります。名古屋でのレッスンについても、体のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。できるだけ配慮します。
Facebookにスタジオのページを作成しました
情報の発信方法が多様化しましたが、私もあれこれと考えています。このサイトのコンテンツは、20〜10年前までに書いたものがほとんどで、内容自体にはほぼ問題はありませんが、多少書き足したり書き直したりしたいものが多くなりました。少しずつ内容を更新していきたいと思っていたのですが、なかなかチャンスがありません。しかし、グダグダ言っているだけでは何も進まないので、Facebookの新しいページに少しずつ連載の形で書いていこうと考えました。ある程度内容がまとまったら、このサイトのコンテンツにしようと思っています。
現在は多忙で更新が止まっていますが、できるだけ情報発信をしていこうと思っています。
Facebookの私個人のページは「友達」限定ですが、新しいスタジオのページは完全に公開ですので、どなたでもアクセスできます。是非、アクセスしてみてください。