怒涛のような2ヶ月が終わりました。冬の気配を感じる今日この頃ですが、ようやく落ち着いた日常生活を送っています。講座の日程などを変更しました。申し訳ありません。
11月4日から6日まで、北の丸公園内の科学技術館で恒例の弦楽器フェアが開催されました。日本人の製作家以外にも、面白い参加者があり、私自身も二日間、楽しみました。
秋の小さな発表会(終了しました)
小さな発表会を行います。こじんまりしたものですが、お時間がある方は是非ご来場ください
[日時]2016年11月27日(日)16時開演 18時40分終演予定
会場:文京区不忍通りふれあい館ホール
プログラム(概略)
テレマン:2台のヴァイオリン(フルート)のためのソナタニ短調
6つのカノンより第1番
ヘンデル:ヴァイオリンソナタニ長調
ヴィオッティ:3つのデュエットより
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番より
ヴァイオリン協奏曲ニ長調より
シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」より
ドヴォルジャーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」より
ラロ:「スペイン交響曲」より
サラサーテ誌で「誌上レッスン」を連載しています!
5月発売のサラサーテ70号から、誌上レッスンを始めました。レッスンの内容などは、サラサーテ誌をご覧ください。また、モニターを募集しています。演奏者のレヴェルは問いません。楽器を弾く上で悩みがある方、レッスンを希望される方は、サラサーテ編集部までご応募ください。詳細は本誌をご覧ください。
サラサーテ編集部 メール(info@sarasate.jp)
ファックス 03-6685-5913
生徒さんの募集について
最近問い合わせをいただいた体を痛めた方から「サイトの案内が不親切で敷居が高く、メールするのになかなか踏ん切りがつきませんでした」という指摘をいただきました。あまりたくさんの方を拝見することは難しいのですが、体を痛めた方や真剣に悩んでいらっしゃる方が問い合わせに躊躇するようでは本意ではありません。特に、体のことは、大きな問題になってしまう前に拝見できれば、と痛恨の思いを何度か経験しました。そのためにトップページにも、ご案内をさせていただくことにしました。
●生徒さんの募集について
当教室は、生徒の募集について一切の制限をしておりません。「初めてなのにとてもお願いできない」ということは全くありません。むしろ、真剣に上手になりたいのであれば、最初からしっかりしたレッスンを受けた方が回り道をせずに済みます。お気軽にお問い合わせください。
体に痛みや違和感を感じている方は、できるだけ早いうちに正しい対処をすることが望ましいのですが、原因がわからないままにあれこれと工夫をしてしまうと、より悪い状態になってしまうことも少なくありません。体の問題については、ヴァイオリン・ヴィオラに限らず、他の楽器の方のご相談でもかまいません。できるだけ早くご相談くださ い。サラサーテ誌の第67号(10月末発売号)の特集にも記事を書いていますので、そちらを参考にしてください。
現在は、名古屋の教室は「ほぼ」いっぱいですが、東京の教室は、平日の夜と土日の曜日・時間指定のレッスン以外には多少空きがあります。名古屋でのレッスンについても、体のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。できるだけ配慮します。
クレモナでのイベントが終了しました
9月20日から25日にかけてのクレモナのイベントが全て終了しました。音楽家としての自分にとっては最大級のイベントでしたが、成功したと言える結果を残すことができ、ほっとしています。このイベントが来年以降も続くかどうかは今後の活動次第ですが、さらにレヴェル・アップしたワークショップやコンサートができるように努力したいと思っています。今後とも、応援のほど、宜しくお願いいたします。
『製作家のためのワークショップ:演奏家が求める楽器とセットアップ』
【日程】 2016年 9月20日、21日、22日
【時間】 10時から13時
【会場】 クレモナ・ヴァイオリン博物館 第10展示室
【入場料】 無料
【ファシリテーター、コメンテーター】 柏木真樹、津留崎直樹、茂木顕
【アシスタント】 坂本卓也
【主催】 せきれい社(サラサーテ)
『クレモナの楽器を使ったコンサート』
【日時】 2016年 9月25日 17:00 開演(予定)
【会場】 St. Rita教会
【入場料】 入場無料(予定/教会への寄付をお願いします
【ヴァイオリン独奏】 柏木真樹、濱田ゆかり
【チェロ独奏】 津留崎直樹
【曲目】 バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲ニ短調 作品3−11
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ハ長調
プッチーニ:菊 他
アズール弦楽合奏団 第7回 定期演奏会(終了しました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました)
年1回の定期公演になって3回目のコンサートです。今年は「弦楽器と歌の故郷、イタリアを愉しむ」と題して、イタリアの歌にまつわる音楽や弦楽合奏を取り上げます。前半は、アズールの演奏とイタリアの音楽についてのレクチャー付きで数曲、演奏します。後半は、「四季」を取り上げます。お時間がある方は、ぜひ、後来場ください。
[日時] 9月11日(日) 14:00開演(開場13:30)
[場所] 江東区豊洲文化センター 豊洲シビックホール
[入場料] 無料
[プログラム] 歌と弦楽器の故郷、イタリアを愉しむ
【指揮、ヴァイオリン独奏】 柏木真樹 【鍵盤】 筒井一貴
第1部 歌こそイタリア! イタリアのオペラ作家の歴史を追う
前半は、イタリアオペラの作曲家の歌曲を、ヴァイオリンとピアノで聴いていただき、代表的なオペラ作家であるロッシーニとプッチーニの弦楽アンサンブルをご紹介します。演奏とトークで小一時間ほどの長丁場ですが、お楽しみください。
Claudio Monteverdi(1567 – 1643) Lasciatemi morire!「私を死なせて下さい」
Alessandro Scarlatti(1660 – 1725) Le Violette「すみれ」
Giovanni Paisiello(1740 – 1816) Nel cor più non mi sento 「もはや私の心の中には感じない」
Gioachino Antonio Rossini(1792 – 1868) 弦楽4重奏 第5番より第2楽章
Charles (Jean Baptiste) Dancla(1817 – 1907/仏)Airs Varies op.89より第2番「ロッシーニの主題による主題と変奏」より
Vincenzo Bellini(1801 – 1835)
Dancla, Airs Varies op.118より第3番「ノルマの主題による主題と変奏」より
Giacomo Antonio Domenico Michele Secondo Maria Puccini(1858 – 1924)「菊」
第2部 弦楽合奏はイタリアの「お家芸」
Antonio Lucio Vivaldi(1678 – 1742) 《和声と創意への試み》op.8より「四季」
Pietro Mascagni(1863 – 1945)「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
音楽理論講座のおしらせ
今回から4、5回程度で「音が音楽になるとき」というテーマの講座を行います。
内容は多岐に渡りますが、面白くてためになる講座にしたいと思っています。
なお、今期の講座では、私の演奏も聴いていただこうと思っています。
次回以降の曲目は、決まり次第お知らせします。
第32回音楽理論講座「音が音楽になるとき・・・第1回 総論」(終了しました)
[日時] 2016年8月28日 14:00-19:00
[場所] 柏木真樹音楽スタジオ(定員25名)
[参加費] 一般:4,500円 生徒:3,500円
事前に資料を配布します。また、筆記用具を持参してください。
「音楽的に聞こえる」「センスがある」と言われる演奏は、どのような前提があればできるのでしょうか。音を楽譜に従って順に並べただけでは、音楽にはなりません。今回の講座では、音の羅列が音楽になる様子を、さまざまなポイントで解説します。実際に、どのような音列が音楽になるのか、どのように感じる時に音楽と認識されるのか、を前提に、具体的な項目ごとに解説します。今回の講座は、次回以降に個別のテーマとして続く、総論的なものになりますが、以後、ひとつずつの要素についての掘り下げた講座を行います。音楽的な演奏を目指す、多くの方の参加をお待ちしております。
【講座の内容】
(1)音の羅列と音楽との違い・・・人間はどのように並んだ音を音楽と感じるのか
(2)音が「閉じない」ために必要なもの・・・音の「ゆらぎ」と「ゆらぎ」の認知
(3)音楽になるための要素
1)リズム・・・リズムの原理とリズムを作るシステム、音楽的なリズムを作ろう
2)フレーズ・・・フレーズとは何か。音楽的にフレーズを作ろう
3)強弱や音質の変化・・・音楽的な変化を理解して演奏しよう
(4)「らしさ」を解明する・・・「ベートーヴェンらしさ」「ブラームスらしさ」ってどんなこと?
(5)演奏:バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番」若干の解説付き
第33回音楽理論講座「音が音楽になるとき2・・・「リズム」を知ろう」(終了しました)
[日時] 2016年11月20日(日) 15:00-19:00
[場所] 柏木真樹音楽スタジオ
[参加費] 一般:4,500円 生徒:3,500円
事前に資料を配布します。また、筆記用具を持参してください。
音楽の3要素」とは、リズム、メロディー、ハーモニーであるとされています。しかし、音楽が「音の時間経過による変化」である以上、リズムがない音楽は存在しません。リズムとは何か、リズムをどのように作るかを、じっくり考えてみたいと思います。当日は、演奏も聞いていただきます。前回の講座の内容も大雑把に理解していただきたいので、レジュメを前回のレジュメも資料と同時に配布いたします。
第34回音楽理論講座「音が音楽になるとき3・・・フレーズを理解する」(終了しました)
[日時] 2016年12月11日 15:00-19:00
[場所] 柏木真樹音楽スタジオ
[参加費] 一般:4,500円 生徒:3,500円
第35回音楽理論講座「音が音楽になるとき4・・・音楽的な演奏を実践する」
[日時] 2017年1月15日 15:00-19:00
[場所] 柏木真樹音楽スタジオ
[参加費] 一般:4,000円 生徒:3,000円(資料代500円)
これまで3回にわたって「音が音楽になるとき」の講座を行ってきました。今回は最終回で、具対的に曲を取り上げて、音楽的な演奏になるまでを解説します。参加者のリクエストも受け付けますので、ぜひ、ご参加ください。