2010年を迎えて
21世紀10年目を迎えました。旧年までのご厚情に深く感謝いたしますとともに、今年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年1年間は、私にとって非常に不本意な1年でありました。本の出版が大幅に遅れ、首都圏南部での大地震の影に怯え、プライベートでもいろいろと厳しいことが多かった年でした。レクチャーコンサートや講習会も結局行なうことができず、1年間「お休み」していたような気持ちです。諸活動が滞っていた分、自分自身の勉強が若干なりとも進展したことが唯一の救いです。
今年は、私にとって新たな半世紀の始まりで、これまでの人生の決算期に入ったと思っています。やりたいこと、勉強したいことは山積みですが、少しずつ整理を付けていく必要があるでしょう。そうした意味で、ここ数年間はこれまでの成果を少しずつ発表していきたいと思っています。
新自由主義と新保守主義がもたらした世界的な経済、政治の混乱は、30年に及ぶ日本の政治的な無策があいまって、日本にも深刻な影響を及ぼしました。巷には失業者が溢れ、経済も深刻な縮小を続けています。私にとってもこうした世の中の動きは決して無縁ではなく、非常に厳しい年明けを迎えた生徒さんも少なくありません。政治の変化によって少しでも「世の中が明るく」なることを期待して、新しい年に臨みたいと思っています。
このウェブサイトを訪れてくださったすべての方にとって、2010年が実り多い年になることを願ってやみません。
体の本について
最終原稿のチェックが終了しました。写真や図版の整理をし、1月中にはすべての作業が終ります。出版日時が確定しましたら、ご案内いたします。
理論講座について
今年から理論講座を復活しました。最初は、1月2月の「音程講座/基礎編」および「実践編」です。基礎編の資料は、昨年末に配布致しました。講座に申し込まれて資料がまだ届いていない方は、早急にご連絡ください。
なお、基礎編の講座には、まだ若干の人数の余裕があります。実践編は大きな会場ですので、人数には十分余裕があります。実践編の資料は1月末に配布の予定ですが、実践編だけの参加者も基礎編の資料は目を通しておいて下さい。基礎編の資料を前提としたお話をする予定です。
今後の理論講座について
次の理論講座は、6月7月に予定しています。やはり二回連続で、楽典と音楽史にまつわるお話をさせていただく予定です。詳細が決まりましたら、こちらもご案内させていただきます。