長い間の停止期間があったのですが(汗)、ようやく体の本の作業が終りました。あとは、メディカルチェックを受けて、編集デザイナーに引き渡すばかりです。ここのところ非常に厳しい毎日を送っていましたが、ようやく、少し余裕ができそうです。
先日は、撮り残していた写真、どうしても撮り直したい写真を、私のスタジオで撮影しました。カメラマンが照明器具や背景用のシートなどを持ち込んで、「音楽スタジオ」が「撮影スタジオ」に大変身。ようやく合わせたスケジュールでしたが、とにかく撮影を終了しました。(下の写真は、光の調整をしているカメラマンさん)
右の写真は、ピアノを撮影する準備。向こう側はスクリーンで遮断されています。スタジオを知っている人はびっくりするでしょう。
今回の写真撮影で面白かったことをいくつか。
まず、パソコンと直結したカメラで、撮った写真を次々とチェック、整理できること。デジタルカメラになって便利になったのは、とにかく撮り直しが簡単。今回も全部で330カットの撮影でしたが、撮った写真は3000枚を下らないでしょう。時間があれば、いくらでも補正が利くので、とても便利になりました。フィルムの時代には考えられなかったことですね。というか、フィルムで写真を撮ることを考えたら、とてもではありませんがこんな点数の写真は使えません。
もうひとつは、光の力です。
カメラマンが一番気にしていたのは光。何度も何度もチェックして、それでも気に入らずにあれこれと工夫して、ということが何度もありました。「そんなに違うのかな」と半信半疑したが、やってみるとその違いに驚きました。
ほんの少しでも光を変えると、写真の出来が全く別物になるのです。写真を知っている人からすればあたりまえのことかもしれませんが、素人の私にとっては面白い経験でした。
ともかく、原稿に写真を全部入れ終わって、一段落。もうすぐ、出版までのタイムテーブルが出来上がるはずです。