4月以来、忙しさと体調の問題で、ホームページやブログの更新が滞っておりました。少し落ち着きましたので、ペースを取り戻したいと思っています。
今日の話題は、ストリングス・アズールについてです。7月にコンサートを行ったのですが、9月から、体制を新たにして、再出発をします。
アズールは、12年前にFCLA(パソコン通信の音楽フォーラム)で行われていた「ドレ会」を発展的に解消して作ったアンサンブルでした。ドレ会は、いわば「進化しないオーケストラ」で、レイトスターターを集めてアンサンブルの体験をしてもらう、という場所でした。毎年9月から「新学期」が始まり、チューニングに1時間かけたり、開放弦だけでアンサンブルをしたり、というところからスタートし、1年間練習して8月のFCLAの夏オフで発表演奏をする、そして9月になったらまた再スタート、ということを繰り返していたのです。
10年間ドレ会を続けて、そろそろ「進化する弦楽オーケストラ」をやってみたくなり、ドレ会のマネージャーだったKEI先生の提案にのって、アズールをスタートさせたのです。そのコンセプトは「オーケストラにいてメンバー1人1人が進化を続ける」ことと「できるだけ音楽の本質を理解して演奏すること」そして、「徹底的に美しいハーモニーを求めること」でした。
最初の5、6年は、比較的上手くいっていたと思います。しかし、続けていると「勤続疲労」がでてくるのは、どんな集まりでも同じでしょう。アズールも例外ではなく、メンバーが入れ替わる中、次第に「とにかく練習に行けば良い」かのような雰囲気が出てきました。2年前に、メンバーには意識革命を求めたのですが、思うような結果にならず、今回、「大鉈」をふるって、初心に立ち返ると同時に、アズールが「戦闘集団」になるように、組織改革をしました。これだけで上手くいくかどうかはわかりませんが、とりあえず、9月から新生アズールの出発です。
アズールの特徴は、メンバーの多くがいわゆる「レイトスターター」であることです(チェロには、チェロ歴70年近く、という「超」ベテランもいらっしゃいますが/笑)。ですから、名手ばかりのアンサンブルのような練習はできません。しかし、求めるものは、出来る限り高いところに置いて、メンバーひとりひとりがともに「進化する」オーケストラにするつもりです。
これからのアズールを、見守っていただけるようにお願い致します。