柏木真樹 音楽スタジオ

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10
Nov.
2007
2007/11/10 Sat. 00:00

何回かあちこちに書いているのですが、私は若い頃に煩った腱鞘炎の後遺症を持っています。恒常的に左手の小指側が小さく痺れているのですが、寒くなると、左手の小指から肘あたりまでの痺れが大きくなります。毎年のことなのでそれなりに付き合ってきたのですが、昨日からかなり酷い痺れが始まりました。ここ数年なかった「重度の」痺れです。少し疲労が溜まっているのかもしれません。例年であれば、肘や肩を暖めたりすると数日で大きな波は治まるのですが、今回は少し手こずるかもしれません。私が生徒の体のことに神経質なのは、自分が腱鞘炎を患い、後遺症に悩まされているからでもあります。初期の段階で冷湿布と消炎剤をバンバン使ってしまったために、自己回復することができなかったことがその原因だと思っていることもその理由です。

捻挫や腱鞘炎は、長い間後遺症に悩まされることが多いものです。実は、父親がスキーで足首を捻挫した後に後遺症が残ってしまって毎年冬になると足首の痛みを訴えていたことを、小さい頃に見て鮮明に覚えています。こういう「怪我」はそんなものだと思っていたのですが、腱鞘炎を治療していた時に「長いこと冷湿布使ったでしょ、後遺症が残るわよ」と整体の先生が予言した通りになって、考え方を改めました。今は、相談に来られた方には、体の回復力を大切にする治療法を勧めています。

今年に入ってからは演奏するチャンスも増えていて楽器を弾いている時間もかなり長くなっているために、今までよりも腕に負担が増しているのかもしれません。余分な力を入れないで弾くことはできているので新たに痛めることはあり得ないと思いますが、しばらく注意する必要がありそうです。

[ 2007/11/10(土) 00:00 ] 体や頭のこと| コメント(0)
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