「弾き合い会」なるものをやることは、今回が初めてです。前からやろうと思っていたことではあるのですが、どのようにしたらよいか、なかなかイメージがわかず、今回もいわば「実験」でした。弾いた生徒は13人。忘年会には20人が参加しました。
「弾き合い会の目的は、たくさんあります。人前で演奏することと複数の講評を受けることが第一ですが、それ以外にも、他の人の演奏を聴くことに大きな意味があります。特に、人の演奏を聴いて感じたことと、私たち教え手側の講評を比較し、自分の演奏に対する見方や感じ方を検証することが大きな目的です。こうしたことは普段できないことであり、是非皆さんにも経験していただきたいと思います」
くばらなかった、幻の(苦笑)案内文の一部です。ピアノのつく曲は伴奏付きで、曲をやっていない人はエチュードを弾いてもらいました。ほとんどの人が、「ありえないくらい」上がってしまって、苦笑い。発表会よりも上がる、という人の方が多かったのには驚きました。しかし、こうした経験はたくさんつんでいただきたいので、これからも企画しようと思っています。