昨日、東京北社会保険病院で、「クリスマスコンサート」を行ないました。今年6回目になる病棟コンサートで、これで今年の演奏活動は終了です。あとは29(30?)にちまでのレッスンが残るだけです。今年は、私にとって転換点とも言うべき大きな変化があった年でした。CONSONO21とレクチャーコンサートという演奏活動を始めたことがその理由です。
私はいわば「レッスンプロ」として、指導することを中心に活動しています。幸いにしてたくさんの生徒に恵まれ、雑誌の連載などでもたくさんの方の支持をいただいています。演奏活動で多くの人に価値ある時間を提供することができない(技術的や体の問題)私としては、これが自分にとって最良の仕事であろうと思っています。しかし、実際に演奏活動をすることでしか得られないことも多く、いつかはやりたいと考えていたことでもありました。
ちょうどそのような時期が来た、ということなのでしょうか、昨年から少しずつ人前で演奏する機会が増えてきました。ピアノのKEI先生のおかげで、病院や老人施設等でのヴォランティアコンサートに出かけることが増え、自分自身としても少しずつ活動の形態を拡げていく余裕ができてきたのです。7年ほどまえから取り組んできた右手の改造も、ほぼ使い物になるところまで進化したと思っています。こうしたことが、今年になって自分の活動が変化してきた土壌となっています。そして来年は、さらにクオリティーの高い演奏活動ができるように努力したいと思っています。