昨日は、春日部市立病院でロビーコンサートを行ないました。
「何故春日部?」なのですが・・・
このコンサート、この病院に勤めている看護師さん(というには役職が高い人なのですが)が、一緒に演奏しているピアノのKEI先生のお友達、という関係で始めたものです。以前は違う病院(都内でもっと近くでした)だったのですが、この看護師さんが転勤されて、私たちも引っ越しをしました。
病院や老人施設でのコンサートは、もう15年くらい続いています。基本的には、「弾いて聞いていただく」「一緒に歌う」というのがコンセプト。季節の歌や懐かしい歌とヴァイオリンの名曲、という組み合わせです。昨日のプログラムは
- 「ライムライト」
- 「朝の歌」エルガー
- 「日本の歌/もみじ、里の秋、旅愁」
- 「枯葉」
- 「ツィゴイネルワイゼン」サラサーテ
- 「タイスの瞑想曲」マスネ
- 「ふるさと」
というラインナップ。偉大なるマンネリ、ではありませんが、有名な曲はあちこちの施設で弾いています。
初めの頃は、「意欲的な」プログラムを組んでいました。あれこれと新しい曲をやってみては、お客さん(多くは入院患者さん)の反応を探っていました。結局、「みんなが知っている曲が一番良い」ということになって、この形が定着したのです。
歌を歌っている時には、ピアノのKEI先生はマイクを持って、私は弾きながら客席を回ります。できるだけたくさんの人の前で、時には、しゃがみ込んで弾いてみたりもします。患者さんも、大きな声で歌ったり、時には涙をしたり、表情もさまざまです。
音楽の力を感じる、そんな瞬間です。
これからも、小さなコンサートですが続けて行こうと思います。