新しい年になりました。今年もよろしくお願いいたします。
昨年は、私にとって大きな転換点となる年になりました。この歳でこんな思いをするとは想像もしていなかったのですが、まだまだくたびれるには早すぎる、と決意を新たにしています。
思えば、ヴァイオリンを教えることを本業にして以来、さまざまな出来事がありました。当初はレイトスターターを教えることで目一杯だったのですが、身体の使い方だけでなく、演奏をじっくりと考える時間があったことはとても幸運だったと思います。資料や楽譜、音源を聴いてイメージしていた演奏の方向性が、自分の中ではっきりと一本の道になって見えてきたように思います。まだまだ勉強しなくてはならないことは山のようにありますが、ヴァイオリンを弾くこと、演奏について考えることがこんなに面白いのは、いつ以来のことだろうと思ってしまいました。多くの人より20年近く遅れて始めた音楽人生です。その分、どれだけのことができるかわかりませんが、残りの人生を音楽に捧げられる喜びの大きさに、これまでお世話になった多くの人たちに深く感謝しています。
今年は、いくつか大きな目標があります。まだここに書くことはできませんが、その目標に向かって、できるだけのことをしたいと思っています。
書いていて、なにやら小学生の作文のようでお恥ずかしい限りですが、少しずつ、ブログでもご報告していこうと思っています。
重ねまして、今年もよろしくお願い致します。
2016年1月 柏木真樹