柏木真樹 音楽スタジオ

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16
Jul.
2015
2015/7/16 Thu. 15:29

【スタジオライブ20150621】

6月21日のライブの様子をお伝えしようと思います。

前半は、筒井さんのチェンバロとルクレールのソナタから始めました。ヴァイオリン(fiddle)の音楽は、16、7世紀にほぼその形が出来上がりました。民族音楽のfiddleとバロック時代のヴァイオリンにはさまざまな共通項があり、それを解説しながら、前半は進行しました。

1)ルクレール/ソナタ

ルクレール2

 

   ルクレールを選んだのは、第4楽章の「タンバリン」を聴いていただきたかったからです。まさに、fiddleの音楽との接点とも感じられるものだからです。つづけて、矢吹のバンドでアイリッシュを数曲、聴いていただきました。矢吹は「フィドラー修行中」ですが、クラシックだけのころよりも楽しそうに弾いていて嬉しかったです。

チェンバロはピアノと反対側に置いてあるので、お客さんには「回れ右」をしていただきました(笑)

 

3)リール、Lonesome Gig Set、Hornpipe、Elenor Plunkett、Niel Gow’s Lament for the Death of His Second Wife

そのあとは、ロマ民族とジプシー音楽の話を交えて、ジプシー音楽の影響を受けた名曲を3曲、聴いていただきました。

4)サラサーテ:アンダルシアのロマンス、スペイン舞曲、モンティ:チャールダッシュ

〜〜休憩〜〜

後半が長いので、少しゆっくりめに取った休憩時間は、ワイン、お茶とカナッペやお菓子を用意させていただきました。少しこだわった料理やお菓子で、思った以上にワインが進む方が多かったようです(マグナムが2本、完全に空いてしまいました!!)。

語り2

 

 

後半は、ヴァイオリンとfiddleで世界旅行、と銘打って、音楽の違い、音楽家の交流などのお話をしながら、親しみやすいクラシックの曲と、世界各地の形式を取り入れたアイリッシュの音楽を聴いていただきました。はじめは、バロックの形式を「借用した」音楽から。そして、ウィーン、スラブと旅をしていただきました。

トークはお手の物なのですが(苦笑)少ししゃべりすぎたかもしれませんね。

 

 

 

5)クライスラー:「ルイ13世の歌とパヴァーヌ」「プニヤーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ」
 「ウィーン奇想曲」「美しきロスマリン」

6)E Waltz
 Polka Set(The Ballyvourney,The Cuil Aodha,The Britches Full of Stitches)
fushia

fushiaのお二人。まだ「駆け出し」ですが、今後ともよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

7)ドヴォルジャーク:「ユモレスク」
  「黒い瞳」
 チャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」

 旅はアメリカ大陸に飛びます。アメリカの音楽のお話をして、カナダ、中米、そして新しい形式の音楽などを聴いていただきました。

8)St. Anne’s Set(St. Anne’s Reel,Ships are Sailing,Boys of Malin)

9)ポンセ「エストレリータ」
ジョプリン:ラグ・タイムを3曲


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そして、最後はアジア。

10)春の海、中国の太鼓

 

 

 

 

 

 

 

後半は約2時間。終了後は、近くのイタリアンから料理を取って、飲み会に。その中でも、ツィゴイネルワイゼンなど、5、6曲を弾きました。これだけの曲数ですから、傷のあるところもかなりありましたが、お客さんには十分に楽しんでもらえたようで、良かったと思います。これからも、このような企画を少しずつやっていこうと思っています。

[ 2015/07/16(木) 15:29 ] コンサート, 日記| コメント(1)
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