今日は、東京グリーン交響楽団のコンサートでした。毎年、この時期の演奏会は、「(株)みどり会」が主催している「グリーンコンサート」という、合唱、吹奏楽、そしてオーケストラという三団体の、合同演奏会です。
「みどり会」は、もともとは、三和銀行がメインバンクである企業グループの総称で、その中で、福利厚生を担当していたのが「(株)みどり会」です。現在は、福利厚生にとどまらず、人材派遣やCSR活動(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)に力を入れています。グリーンコンサートは、その中の文化活動のひとつであり、毎年、留学生や地域の方達を招待しています。今年は、新宿文化センターでしたが、1200人以上のお客さんが聴きにきてくださいました。
演奏会は、栗田博文さん指揮で、
モーツァルト:「ドン・ジョバンニ」序曲
ヒンデミット:「ウェーバーの主題による交響的変容」
ドヴォルジャーク:「新世界より」
の三曲でした。
私がこのオーケストラのトレーナーをさせていただくようになって3年ですが、弦楽器の状態は、少しずつ良くなっているのではないかと思います。私が心がけていることは、弦パートが、少しずつでも財産を積み上げてくれることです。明らかに変わったのは、音量でしょう。ヴァイオリンやヴィオラは、かなり大きな音が出るようになってきたと思いました。
何カ所か事故があったものの、本番は、リハーサルより良い出来でした。本番に強いオーケストラだと、毎回のように思わされています。練習の時に、もう少し集中すると、もっと良い演奏ができるだろうと思います。
次は、来年の2月、サントリーホールでの15回記念演奏会です。