柏木真樹 音楽スタジオ

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31
Mar.
2010

3月28日と30日に、守谷市で好例の「子どものためのアンサンブルセミナー」がありました。今回はチェロを交えてのトリオもありました。すでに3、4回参加している子どももいて、少しずつ変化もあってとても面白く行なうことができました。

28日は、ヴァイオリンとピアノのデュオが3人、トリオが5人の計8組、30日はデュオだけで5組です。

全体としては、回数を重ねている子どもたちは、反応も早く、表情も豊かになっていきます。かなり際どいこともやってみるのですが、いつも子どもたちの意外な反応の良さに驚かされます。今回も、初めての子どもも含めて、いくつも驚きがありました。

子どもへのアンサンブルの指導は、どうしても「子どもを見下した」ものになりやすいので、私は常にそれを意識しています。例えば、出だしやゆっくりする時に「合わせる」こと。

子どもに限らず、アンサンブルの経験が浅い人に指導する時には、「合わせましょう」と言いがちです。思い起こしてみると、私も若い頃は「指揮をよく見て」「よく数えて」「トップを見て」「音を聞いて」などという注文を付けることが「指導」だと勘違いしていました。

ところが、こんなことは指導でもなんでもないんですね。特にアンサンブルに慣れていない人が一生懸命に合わせようとすると、「見る」のはしっかり見るのです。でも合わない。それが何故か、ということがわかるようになったのは、ニフティ時代にドレ会を指導してからです。子どもとのアンサンブルも、もう15年以上になりますので、最近は「どのようにしたら反応するか」ということがひとりひとりわかるようになってきました。これが、子どもによって全く違うのでまた面白い。

「常連」の子どもたちの成長を見るのも楽しいですね。年に1、2回のことなのですが、変化し続けるところを見ることは、こちら側にも元気を与えてくれるのです。

ともあれ・・・とっても面白い企画なので、これからも続けていきたいと思っています。

[ 2010/03/31(水) 17:24 ] レッスン| コメント(0)
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