柏木真樹 音楽スタジオ

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26
Sep.
2011
2011/9/26 Mon. 18:15
Category:レッスン

恒例のアンサンブル合宿を9月の連休に行ないました。

合宿を始めた当初は、とにかく、レッスンでのデュエット以外の経験に乏しい生徒が多かったので、さまざまな形のアンサンブル(できれば弦楽四重奏)を経験させる、という目的でした。最初のころの生徒の演目を見てみると、ヴァイオリンの3重奏、4重奏や簡単なアレンジもののカルテット、アンサンブルがほとんどです。しかし、続けて参加している生徒たちはどんどんレヴェルが上がり、今年の演目は

1)バッハ「主よ人の望みの喜びよ」
  「星に願いを」
2)モーツァルト SQ Kv.156
3)モーツァルト SQ ハイドンセット第1番(第1、2、4楽章)
4)モーツァルト SQ ハイドンセット第2番(第1、2楽章)
5)ベートーヴェン SQ 第3番(第2楽章)
6)ベートーヴェン SQ 第4番(第2、3、4楽章)
7)ボロディン SQ 第2番(第1、3楽章)
8)ドビュッシー/アラベスク、ビートルズ/Hello Good-bye
9)ブラームス 弦楽6重奏曲第1番(第1楽章)トレーナーズ

 

 

日程表

1日目

13:00〜18:30 レッスン時間
20:00〜22:30 レッスン時間
22:30〜     自由時間(飲みながらアンサンブル三昧)

2日目

9:00〜12;30、13;30〜18:30 レッスン時間
20:00〜   発表会と打ち上げ(飲みながらアンサンブル)

3日目

10:00〜12:00 レクチャー(今回は「何故モーツァルトはモーツァルトらしいか」大三元さんのピアノ付き)

 

 

カルテットが中心になった3回目からは、「トレーナー3人+生徒」という組み合わせを原則にしています。ふつうはできない「贅沢」ですが、どうしてもこのような形の経験をしていただきたくて始めたのでした。毎年、ヴィオラ、チェロのトレーナー役をお願いしているのは、私の大切な音楽仲間たち。みなさんアマチュアですが、すばらしいプレーヤーたちです。私とアシスタントの先生がファースト(場合によってはセカンド)に入り、3〜4時間のレッスンをして、二日目の夜に発表会、というのがいつものパターン。

 

 トレーナーは、ほとんど休みなし。毎年のことなのですが、2カ所でやっているレッスンに、ヴィオラとチェロは張り付きっぱなしで、ヴァイオリンの生徒だけが入れ替わる、というスタイルです。各組とも、2日間で3回のレッスンを行ないました。行事が終わると、あるトレーナーは「疲れた・・・」といって、バタン。「昔は楽だったよね、曲が簡単だったから・・・」

毎年、公式行事の後は、みんなが集まってお酒を飲みながら、次から次へとアンサンブル。楽器を始めたばかりの参加者は、なかなかみんなの中に入っていけないのですが、何年かすると、弾きたくてうずうずしてくるんですね。それが、この合宿のひとつの狙いだったりもします。弾きたい気持ちが高じれば、練習のモチベーションも上がるでしょう。

なかなかしんどい催し物ではありますが、私の勉強にもなります。来年は、また、新しい企画を考えながらやってみたいと思います。

トレーナーのみなさん、ありがとうございました。

[ 2011/09/26(月) 18:15 ] レッスン| コメント(0)
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