1月10日
今日は音程講座の基礎編を行ないました。30名弱の参加で、生徒以外の参加者も8名ありました。4時間の講座でしたが、参加者の皆さんは楽しんでいただけたでしょうか。
今回の講座の内容は、配布した資料に加えて以下のようなレジュメに従って行ないました。
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【音程講座基礎編/レジュメ】
【1】 音程とは何か
(1) 音程の意味
・ 音程とは「表情」である
・ 音程は音楽の表現のもっとも基本的な要素
(2) 各音程の個性と特徴
・ 人間の意識が求める刺激
・ 音程が持つ安定する感覚と動きの感覚
・ 各音程の個性とその実例
(3) 音を旋律としてつなげることの意味と旋律のでき方
・ 作曲技法と旋律の関係/モティーフからの発展と音程の個性との関係
・ 簡単な旋律を作ってみるには
【2】 音律について
(1) 各音律についての補足
・ 実際にどのような音程で演奏されていたのか
・ 音律による大まかな違い
(2) 音律の違いの意味
・ それぞれの音律には「時代の要求」があった
・ 音律を選択することの意味
(3) 音律の違いの聞き比べ
・ 電子ピアノによる音律の違いの聞き比べ/和音の違いと旋律
・ 調によって音の「色合い」が異なる音律があることを知る
・調による違いは、音律だけではなく楽器の持つ個性にもよる
【3】 耳のチェック
(1) 「耳ができる」とはどのようなことか
(2) 基本的な耳のチェック
・ うなりや差音が聞こえるかどうか
・ うなりや差音が「聞こえる/聞こえない」の違いは何故起こるのか
・ 微小音程の差を捉える
(3) 旋律的音程の耳のチェック
・ 旋律的音程の聞こえ方を確認する
・ テンポによる違いを確認する
(4) 和音の耳のチェック
・ 協和/不協和の話
・ 協和音程をどこまで感じられるか
【4】 ヴァイオリンの音程構造
(1) 純正音程の確認
・実際に純正音程をつくってみると
(2) 旋律的音程の確認
【5】 実践編の予告
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音律を変えて聴いていただくコーナーでは、キーボードが言う事をきかない、というトラブルもあり、また例によって「話が全部できない」で終ってしまいましたが、私がこのような講座を行っている主旨は理解していただけたのではないかと思います。
次回は実践編です。会場も広くなるので、少し余裕をもってできると思います。より役に立つ内容にすべく、努力したいと思っています。