柏木真樹 音楽スタジオ

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13
Aug.
2006
2006/8/13 Sun. 00:00
Category:講習会

楽典の初歩の二度目の講座を行いました。今回は、初めて外部参加がなく、生徒の参加者も比較的少なかったので、10人ほどのこじんまりした講習会になりました。今回のコンセプトは、音名、度数、調性の三つです。

レイトスターターの多くは、なかなか音名や度数が認識できません。それを「覚えられない」と感じている間は、おそらくダメなのだということに、私自身が最近気がつきました。特に、度数を理解するために「半音いくつぶん」などと簡便な方法を採ったり、調性を覚えるのに「最後のシャープは導音」などと暗記のための簡単な方法を使うことが、あまり役に立たないのではないか、と考えるようになったのです。これまでは、私もこうした方法を使って「できるだけ早く覚えてもらう」こと目的にして説明してきました。ところが、こうした方法は「覚えられる人は覚えられるが、ダメな人はいつまでたってもダメ」なのです。「教え方」「学習法」として、単なる暗記を厳しく禁めてきたはずでしたが、私自身がかなり安直な方法を教えてきたことを反省したのでした。

今回は、原則に従った理解をしていただくことを主眼に置きました。そのために、題目を絞って、場合によってはピアノやヴァイオリンを使い、丁寧に解説したつもりです。そのかいあって、これまでこうした「理屈」をどうしても理解できなかった数名が、なんとか仕組みを理解することができたようです。

今回は、結局資料が間に合いませんでした。易しく理解できる楽典の資料を作ろうとしたのですが、大変なことになってしまったのです。書き上がるまで、1年くらいはかかりそう(苦笑)。そのかわり、きちんと書くことができたら、大人には良い資料になりそうです。そのころ、皆さんがすでにこの資料が不要になっていてくださるとうれしいのですが。

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[ 2006/08/13(日) 00:00 ] 講習会| コメント(0)
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