今日は、いつもボランティア・コンサートを一緒にやっているKEI先生の、日立教室での発表会のお手伝いにいきました。発表会、といってもちょっと形式が普通ではなく、午前中から2時半までは子どもとアンサンブルの練習。3時〜その成果を発表する、というかたちのものです。子どもとのアンサンブルは、KEI先生のお弟子さんやKEI先生のお仲間のピアノの先生の生徒さんたちと毎年何回か行なっていますが、私はとても楽しみにしている企画です。
幼稚園児から高校生まで10人の子どもたちとのアンサンブル。子ども用に作られたアンサンブルの曲の組、ソナチネアルバムをヴァイオリンとの合奏用にアレンジしたもの、そしてオリジナルの曲、という3つのグループがあって、進度によって選ばれている曲は違います。
今回は、アレンジしたものが7曲、ペートーヴェンのメヌエット、チャールダシュ、スーベニール、というプログラムでした。そのあと、KEI先生と、クリスマスメドレーやエンターテイナー、ツィゴイネルワイゼンなどを演奏しました。
子どもとのアンサンブルをやっていていつも思うことは、「子どもは反応が早い」ということです。
今回は、アンサンブルのレッスンではなかったので、それほど長い時間レッスンができたわけではないのですが、ほんの少しだけ一緒に弾いたり、あれこれと話をしたり、一緒に動いたりしていると、子どもたちはみるみる変わってくるのです。音量が大きくなる子どももいますし、音楽的な表情が見えたりすることもあります。
ピアノを習っていると、なかなか人と合わせるチャンスがありません。音楽が「身に付く」ためには、さまざまな演奏を真似したり一緒に弾いたりすることが必要ですが、ピアノのレッスンだけではなかなかそうもいかないのです。また、ヴァイオリンとちう「違う楽器」の音を聞くことで、音や曲想のイメージが広がることにもつながります。
子どもとのアンサンブルはとても楽しいので、またお邪魔させていただこうと思っています。