柏木真樹 音楽スタジオ

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20
May.
2004

5月1日に発表会を行った。これまで、他の先生と合同でやったり母親のピアノ発表会に便乗させてもらったことはあったが、独立した発表会を行ったのは初めてだ。発表会というものに出演した経験は幾度と無くあるが、自分の生徒だけの演奏会というものは、やはり非常に緊張するものだった。

当日までの忙しさは、これまで経験したことのないものだった。通常のレッスン以外に、 オーケストラとの合わせやピアノ合わせが入る。事務的なことは生徒側の幹事たちがほとんどこなしてくれるものの、やはり打ち合わせやプログラムの原稿書きなどの仕事は増えるものだ。世の中の先生たちが「あたりまえ」としてやっていることがこんなに大変なこととは思わなかったのは不覚の極みだった。 当日9時から会場での打ち合わせ、担当を割り振って仕事を指示し、10時半から13時15分までリハーサル。リハをやっていると、やはりあれこれと気になることがある。もちろん、今さら言っても仕方の無いことは言わないが、一人一人バランスや位置をチェックしてリハでやっておくべきところを指示していると、あっという間に開場の時間になった。

始まってしまえば、進行は手を離れるものの、生徒の演奏をメモを片手に聴いていると、 自分が弾く以上に神経を使うものだ。普段のレッスンでできていることが本番でできているか、あがったらどんな状態になるのか、ホールで弾くことをどのように感じているかなど、チェックすべきことは山のようにある。「楽章の抜き取りは禁止」と自分から言っておいて、「ああ、こんなに長いとは」とため息のひとつも出てくる(でも、次回 もきっと方針は変えないだろうなぁ・・・)

生徒たちの演奏は、どれも満足のいくものだった。もちろん、あがってしまって普段の実力を充分に発揮できなかった人もいるし、力量的にまとめきるのがやや厳しかった人もいる。だが、発表会という通過点に私が期待したことは、全員がクリアしてくれたと思う。全員にかなり「過酷な」要求をしたにもかかわらず、である。もうひとつ感じたことは「音が出ない」という状態になった人が一人もいなかったこと。弓が弾んだり、 音がかすれたり、逆に力が入って「ガリガリ」いったりすることが全くなかったことである。みんなが私の過酷なボウイングトレーニングの要求をこなしてきてくれた結果で、聴いていて涙が出るほど嬉しかった。表現力や読譜力、解釈力などについては、もちろんこれからである人がほとんどだが、その前提となる「しっかりした自分の音」を持ってもらえれば、どんどんできることが増えていくだろう。

原則として全曲を弾いていただいたことは、成功だったと思っている。ほとんどの生徒が当初は「えー、うそーっ」という反応だったが、意図は充分わかってもらえたと思う。 アマチュアが、作曲者の意図どおりに演奏できるチャンスはきわめて少ない。もちろん、弦楽伴奏をつけたといっても、ヴィヴァルディやバッハの時代そのままではないし、完全に「意図どおり」することは困難だが、ひとつのまとまった「曲」を仕上げるチャンスはめったにないと言える。しかし実際は、ひとつの曲を作り上げないと見えないことも多い。とりあえず、アマチュアにとってそういった機会となりうるのは発表会しかない。その場を最大限に活かしたいと思う。将来的には、コンチェルトをやってもいいと思っている。「聴きにくるお客さんのことを考えるべき。鑑賞に堪えるものではない演奏を延々と聴かされる身にもなって欲しい」というご意見も頂いた。しかし、発表会は他の誰のものでもない、出演する生徒のものだと思う。だから、「何時ごろ誰がやっているか」という情報を出して、聞く側に「出入り自由」という状況を作ったわけで、「鑑賞に堪えないから短くしろ」という意見には、申し訳ないが全く勘案する必要性を感じない。もちろん、「ラズモフスキーは何だ!あんな演奏を聴かせるな!」という意見には、素直に耳をかたむけたいと思うが。

そういえば、ある生徒が「先生に発表会の本番を聞いてもらったことがない」と言った。「そんな馬鹿な」と思ったのだが、あれこれと話をしていると、先生が生徒の演奏を全部聴かないのはそれほど珍しいことではないらしい。特に、先生が最後に「講師模範演奏」をする場合、直前の練習のために先生は生徒の演奏を聴かないのだと言う。うーん、と唸ってしまった。「どうせこの子は本番でこうなることはわかっているからいいの」と言った先生がいるが、僕にはその自信はない。ビデオや録音を聞いても、本番独特の緊張感や表情はわからないだろう。ただし、10年後に、僕が果たして同じことを言っているかどうか、自分でも楽しみではある。

発表会にまつわることといえば、ある人からこんなことも聞いた。発表会というと、大きな問題になるのは、リハーサルの時間不足だ。出演者全員が全部通すだけの時間的余裕がある発表会は少ないだろう。先生はとても苦労して、出演者ができるだけ良いコンディションでステージに臨めるように工夫を凝らす。半分しか時間がなければ、ポイントをしぼったリハーサルができるようにアドヴァイスをしたり、生徒によって時間差をつけたりすることも必要だ。ところが、その先生、自分のリハを優先して、生徒にはほとんどリハの時間を取らなかったのに、自分のカルテットには通してかかる二倍の時間を割り振ったという。うーん、とまた唸ってしまった。こいつの頭の中身をみてみたいぞ、と。今回は、リハの時間は比較的恵まれていたと思う。コンチェルトは通せたし、ピアノとの曲も、演奏時間の半分以上はリハーサルを取れたから。セッティングが面倒なので、順番どおりというわけにはいかなかったが。ただ、実感としてはもう少しリハーサルの時間をとってあげたかったと思う。次回以降の検討点です。

ピアノについては残念だったことがある。実は今回、「キルンベルガー」で調律するつもりだった。古典的な曲がほとんどで、特にベートーヴェンの大曲もある。平均律しか知らないピアニストをびっくりさせたいという気持ちもあった。しかし、会場で相談してみたところ、とても実現不可能であることがわかった。金銭的にも時間的にも。とても悔しいので、次回は絶対に実現するぞ、と言いたいのだが・・・曲目によってはダメ かもしれませんね・・・

ところで、自分のことを言ってしまうと「認識不足」の一言に尽きる。ラズモフスキーは技術的にはそれほど難しくなく、「何とかなるだろう」と軽く考えていた。前日までの忙しさで練習する時間がなかったことは織り込み済み、「時間がない」と言いつつ、 実は、レッスンの合間にちょこちょことは練習時間をとって、「何とかなるだろう」という状態にはしてあったつもりだった。ふふふ、普段まともにさらった演奏を聴いてい ない生徒たちをびっくりさせてやろう、という下心もあった。ところが・・・疲労がこれほど酷い状態を作るとは思っていなかった。最初の音を弾こうと思ったとき、右手の握力が著しく低下していることに気づいた。ほとんど「弓がもてない」状態なのだ。弾いている間中、持ち方を変えたり弓を握ったり・・・結果的に、「鑑賞に堪えない」演奏になってしまった。はぁ・・・

演奏をきちんとしてきたことがなかった自分だが、実は演奏することにも再びチャレンジしようと思っている。毎日弾くようになり、レッスンをして奏法や体の使い方についてあれこれと考えるようになったことでできるようになったこともあるからだ。もちろん、アクロバティックな曲を弾こうとは思わないが。カルテットはその第一段階と思っていたので、結構ショックが大きかった。過信は怖いです。

最後に・・・「どうして告知しなかったのですが?」というお叱りを何件かいただいた。注目していただいていることはうれしいのだが、なにぶんこういう状況で発表会をやるのは初めてのことで、告知した結果がどうなるかという恐れがあったので、掲示板に「ちょろっと」書くに止めた。今回の様子なら、次回からはもっと積極的にPRしてもいいかもしれない。 参考まで、当日お配りしたプログラムと解説を載せようと思う。名前や個人情報はカット してあります。

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【 プログラムと演奏者の簡単なご紹介 】

1)ディベルティメント ヘ長調(モーツァルト)        Azure 弦楽合奏団

Azure弦楽合奏団は、レイトスターターがほとんど全員という合奏団です。2000年に発足して以来、基本的な奏法やアンサンブルのトレーニングを続けています。練習はオーケストラの練習というより「基本奏法とアンサンブルのレッスン」。まだまだ「ひよこ」の合奏団ですが、目標は高く、真のアンサンブルの愉しさを追求しています。「その音は高め?低め?」と1フレーズごとにいじめられている成果でしょうか、時々「はっ」とするような美しいハーモニーを響かせてくれることもあります。取り上げる曲はかなりの難曲ですが、そんな響きが少しでもお聞かせできればと思っています。

 

2)「パツィーニの主題によるエア・バリエ」(ダンクラ)Vn ×× Pf ××

ITコンサルタントの××さん。論理的に物事を処理することは得意ですが、楽器相手はなかなか思うようにならないこともあるでしょう。レッスンに来られるようになってまだ日が浅いのですが、熱意は誰にも負けません。仕事の合間をぬって(仕事中も?)手の柔軟トレーニングにも余念がありません。その成果は驚くほど早く表れています。ヴァイオリンを弾く生理、奏法の原理を理解されれば、どんどん伸びていくのではないかと思っています。ピアノの××さんは私のパソコン通信時代からの友人で、アンサンブル仲間でもあります。

 

3)ヴァイオリンソナタ第3番 (ヘンデル)   Vn ×× Pf ××

4年ほど他の教室でレッスンを続けてきた××さんは「左肩が上がらない」という大きな問題を抱えていました。地道な努力とトレーニングでそれを克服したのですが、次々に現われる新しい課題に「こんなに難しいと知っていたら始めなかったかも」と弱音もちらり。 頭を使って理解することができる「大人」なのですから、たくさんの問題も必ず乗り越えてくれると思っています。これからの一番大きな課題は、動きに鋭さとスピードをつけることでしょう。ピアノの××さんは、今年音大を卒業された若いピアニストです。

 

4)ヴァイオリンソナタヘ長調「スプリング」(ベートーヴェン)Vn ×× Pf ××

通称「××ちゃん」の最大の問題は、音が小さいことと表現力がないことでした。長い間オーケストラだけで弾いていたので積極的に音楽をする意識が身に付かなかったことと、腕の重みを全く使えなかったことが大きな原因です。体を上手に使うこと、意識を大きく持つことを課題に、レッスン1年目から名曲にチャレンジです。ちょっとバージョンアップした××さんの演奏を聞いていただけるのではないかと思っています。ピアノをお願いした××さんは私の大切な友人で、レイトスターターとの出会いを作ってくれた方です。

=== 休 憩 ===

5)カノン風ソナタ第一番 (テレマン)       Vn 1××  2××

最近アズールに入団した××さん。体の使い方がとても滑らかで、脱力体操の成績はトップクラス。「ダメなんです・・」が口癖の弱気な面もありますが、きちんとした練習をする習慣が付けば自信が持てるようになるはずです。古典的な曲が大好きで、今回は17世紀の作曲家、テレマンのちょっと変ったソナタを選びました。曲は全編カノンになっていて、2台のヴァイオリンの楽譜は一小節ずれているだけで全く同じものです。ヴァイオリンのお手伝いをしていただく××さんは、クリニックなどでもお手伝いをしていただいているヴァイオリンの先生です。

 

6)ヴァイオリンソナタ第4番 (ヘンデル)    Vn ××  Pf ××

小学生の頃にやっていたヴァイオリンを2年ほど前に「復活」させた××さん。グループレッスンを経て、昨年から通っています。「三つ子の魂」なんとやら、ではないのですが、練習をすればするほど子どもの頃に習った体の使い方を思い出してしまうようで、思惑とは全く違うスタイルにたどり着きそうです。「超」がつくほどの「基礎トレマニア」で、ボウイングとスケールを練習していると曲までたどり着かないことが多いとか。何年か後には必ず大きな成果となってくれるはずです。

 

7)2台のヴァイオリンのための協奏曲作品3-8   Vn1 ××  Vn2 ××

      (ヴィヴァルディ「調和の幻想」より)   Orchestra Consono

ヴィヴァルディの協奏曲集の中で一番有名なのがこの「調和の幻想」でしょう。ヴァイオリン弾きなら一度は通過するop.3 -6(A mol)や四台の協奏曲に並んで、この曲や次の op.3- 11も大変すばらしい名曲です。ファーストの××さんはレッスンを始めてもうすぐ1年。毎回山のように質問を携えてくる努力家で、1年で基礎的な話をほぼ終えてしまいました。これからはどんどん実践的なことに取り組んでほしいと思っています。セカンドの××さんはレッスン1年半ほど。背が低く弓が使えない悩みを抱えて来た生徒さんです。音楽的経験もないため、歌を歌うなどの試行錯誤もしながらレッスンを続けてきました。オペラやバレエが大好きで、将来はピットで弾きたいという夢を持って頑張っています。

 

8)2台のヴァイオリンとチェロのための協奏曲作品3-11 Vn1 ××  Vn2 ××

    (ヴィヴァルディ「調和の幻想」より) Vc ×× Orchestra Consono

××さん、××さんともに、2年ほど前に「転校」して来ました。××さんは「超」がつくほど好奇心旺盛。何でもやってみるタイプです。一を語ると三理解して下さることも多いのですが、時々暴走することも。××さんは体の使い方を一から改めることからスタートしました。地道な努力を重ねて、半年ほど前からようやくヴァイオリンのレッスンと呼べるようになりました。現在、右手も左手も大改造中です。このお二人に、仲良しでやはりレイトスターターの××さんがチェロのソリストとして加わって下さいました。三人で合奏の練習をして、アンサンブルの面白さにも目覚めたようです。

=== 休 憩 ===

9)ヴァイオリン協奏曲第一番イ短調(バッハ)   Vn ××  Orchestra Consono

4年生になった××君は音楽好きな優しいご両親に見守られて、とっても素直に成長しています。今日は初めて弦楽合奏をバックにコンチェルトに挑戦。ちょっと背伸びした難曲ですが、オーケストラとの合奏を経験してから練習にも真剣さが出てきました。これをきっかけにヴァイオリンの面白さをもっともっと知って欲しいと願っています。楽器はまだ二分の一ですが、オーケストラに負けないでのびのびと演奏してくれると思います。

 

10)ピアノとヴァイオリンのためのソナタヘ長調K.377  Vn  ×× Pf  ××

アマチュア・オーケストラで活躍している××さん。小さい頃から楽器を持ったのですが、ブランクの後、複数の先生の指導を受けて混乱してしまったようです。まずは統一の取れた体の使い方を学んでいるところ。今日は基礎的な技術が問われるモーツァルトですが、こういった古典的な曲をこなしていけばしっかりとした演奏ができるようになるはずです。ひょんなことから最近通われるようになったのですが、じっくりとヴァイオリンに向き合って欲しいと思っています。

 

11)「ロマンス」ト長調、ヘ長調(ベートーヴェン) Vn ××  Pf ××

無理な練習で体を痛めて苦しんでいた××さんが見えられたのは昨年秋のこと。大好きなヴァイオリンを続けるために一生懸命リハビリを続けています。私も経験があるのでよくわかりますが、体を痛めた経験があるとヴァイオリンを弾くことがとても「怖く」なってしまうことがあります。そんな辛い思いを乗り越えて「発表会に出てみよう」と思ってくれました。技術的には余力のある曲ですが、できるだけ伸び伸びと、楽しんで演奏して欲しいと願っています。

 

12)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第一番(バッハ)   Vn ××

アマチュア・オーケストラのトップやアンサンブルで活躍している××さんは、長い間ほとんど独学で頑張ってきました。「オーソライズされたテクニックがない」という悩みを解決するためにレッスンを初め、熱心に通っています。今回は「一番気に入っている」というパルティータの1番に挑戦します。「こう弾きたい」という意欲がとても強く、それを思い切り発揮して欲しいと思っています。ご自身にとってはなんと初の発表会ですが、これからは「ソロ」の楽しさも知って活動の範囲を広げていただきたいと思います。

=== 休 憩 ===

13)カルメン幻想曲 (サラサーテ)      Vn ××  Pf ××

ヴァイオリニストを目指して「武者修行中」の××さん。一時はヴァイオリンを置こうかと悩んだ時期もありましたが、今は次のステップを目指してがんばっています。私の厳しい要求に「ほんとにするんですか?」と言いながら必死に取り組んでいる姿を見ていると、一人のファンとしても応援したくなります。今日の曲を決めたのは4月に入ってから。短時間で新しい曲をこなすことも大きな目的です。

 

14)弦楽四重奏曲ハ長調「ラズモフスキー第三番」(ベートーヴェン)  環弦楽四重奏団                     Vn 柏木 真樹   ××    Va ××  Vc ××

パソコン通信がきっかけで知り合った音楽仲間である××、××両名にチェロの××を加え、昨年から活動を始めたカルテットです。和声や作曲者の意図を大切にして「一味違う」合奏体に成長させることが目標です。これから意思を充分通じ合って、末長いお付き合いになることを願っています。
Orchestra Consono Vn  ××   ××   ××   ×× Va  ××   ×× Va  ××  ××  Cb ××

【ごあいさつ】

本日はお忙しい中、ご来場ありがとうございました。非常に長いコンサートですが、少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。

長いコンサートになってしまった理由は「とり上げるものは極力オリジナルにすること」という私の方針にあります。もちろん、古いものをとり上げるときに古楽器を使うことなどはできませんが、楽章の抜き取りや作曲者以外によるアレンジ物などは、特にヴァイオリンを始めて経験の浅い人には、できる限り避けたいと考えました。弦楽バックをつけることにしたのも同様の理由によります。

発表会のやり方、曲の選び方には、さまざまな意見があります。よく見る見解は「大人は楽しく弾ける範囲のものをなるべく音楽的に」「子どもは成長のために必要な要素を考えて」でしょうか。私は今回、上記のような基本方針に加え、ごく一部の方を除いて「ちょっと現状では厳しいかもしれないが必ず新しい要素が含まれているもの」の中から選んでもらいました。理由を詳しく書くことはできませんが、簡単に言うと、みなさんの「伸びシロ」を信じているからです。

ストリング誌に連載を書かせていただいて以来、悩みを抱えていたり躓いてしまった生徒さんがほとんどになり、ある意味で「落ちこぼれた」方たちの駆け込み寺になってしまいましたが、そんな方たちのお相手をさせていただいていることは教える側にとってはこれほど幸せなことはありません。体を痛めたり進歩しないという「症状」はその原因をきちんと把握しないと改善されませんが、乗り越えたときの喜びはとても大きなものだからです。「駆け込み寺」であるということは、私にとってはとても「名誉な」ことで、いつまでも生徒さんの「伸びシロ」を信じられる教師でありたいと思っています。

また、直前になって出演できなくなった生徒さんも、まだ「リハビリを開始したばかり」の生徒さんもたくさんいらっしゃいますが、是非次回を期してほしいと思います。

最後になりましたが、オーケストラのバックをお手伝いいただいた皆さんとピアノでご協力いただいたお三方に、心よりお礼を申し上げます。また、本日ご来場くださいましたみなさま、ウェブサイトや連載を支持していただいている多くの方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。

2004年5月1日    柏木 真樹

[ 2004/05/20(木) 00:00 ] コンサート, レッスン| コメント(0)
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