私の教室では、定期的にカルテットのレッスンをしています。ベテランのヴィオラ、チェロにお手伝いしていただき、生徒が一人加わる、という形です。ちょっぴり贅沢ですが、最初にする経験はできるだけよいものの方がいい、というのが私の考え方。
弦楽器の面白さは、やはりアンサンブルをやらないと半減してしまいます。大人になってから楽器を始めた生徒は、なかなかアンサンブルのチャンスがありません。楽器を始めて、できるだけ早いうちからアンサンブルを経験してもらうように、このような形のレッスンや合宿を10年以上続けています。こういう場所をできるだけ提供するのも仕事のひとつだと思っています。
最初は「カルテットなんて・・・」と尻込みする生徒が多いのですが、一度体験すると、カルテットで音楽を作る面白さにはまります。モーツァルトの初期などの技術的な難易度が高くないものからスタートするのが普通ですが、レッスンをかさねるうちに、いろいろな曲にどんどん挑戦してくれるようになります。
9月は2度ほどレッスンを行ないましたが、ずっと続けている生徒たちは、課題曲がどんどん難しくなります。今月はセリオーソやハープが課題に・・・ちょっとまってよ、私が弾けないよ! という感じです(苦笑)
もちろん、私一人でできることではなく、いつもお手伝いをお願いしているご夫妻には心から感謝です。おかけさまで、生徒たちがたくさんの経験をさせていただいています!!