現在のお弟子さんの中で、体を痛めて来られた方と自覚がない状態で体を痛めていた方は、合わせて11名います。うち7名はほぼ解決しましたが、4名は現在体の使い方を改造中です。この比率(3割弱)が多いのか少ないのか、他の先生の生徒さんの状況を詳しく知らないので判然としませんが、いろいろと話を聞いていると、体を痛めてヴァイオリンをあきらめた人も少なくないようです。
今までの例だと、(体の状態が直って卒業した人も含めて)、専門家(主に整体)の診察を必要とした人も、体の使い方を調整することでほぼ良い結果が出ています。かなり悪い状態(腕が上がらない、首が痛くて動かない)などの例も、原因がわかれば、ほぼ問題なくなることがほとんどです。
何が言いたいのかというと、体の使い方をきちんとすれば多くの人が楽になるのではないか、という思いを、最近はさらに強くしているということなのです(もちろん、決定的にフィジカルな原因がある場合は別ですが)。サラサーテにも、少しずつ書いていきたいテーマです。