[5月15日の日記]
早いもので、発表会が終わって10日が過ぎてしまいました。遅くなりましたが、ご来場下さった方々へ御礼を申し上げます。
今年のプログラムはこのようなものでした。いつものプログラムにある、デュエット、チェンバロ/ピアノとのアンサンブル、弦楽オーケストラとのコンチェルトの他に、カルテットやピアノトリオを演目に加えることができました。
このような形の発表会を始めてから7年になりますが、今年は私にとってひとつのターニングポイントではないかと思っています。私のトレーニングは、決して焦らず「将来後戻りをすることがないように」と考えながら進めていくものですが、数年間続けている生徒さんたちに明らかな変化が感じられるようになったからです。これまで想像に過ぎなかったものが、ひとつずつ現実になっていく姿を見るのは、この上ない幸せでした。
とはいえ、まだまだやらなければならないことは多く、私にとっての反省点もたくさんありました。「発表会は本番ではないよ」というのが私の口癖なのですが、発表会という「場」を、もっと有効なものにすることができる可能性を感じたのも事実です。欠点だらけであれこれと軌道修正をしながら歩んでいる私ですが、半世紀をすぎて、これからは私自身が「後戻りをしない」ことを心がけなければならないことを肝に命じました。
出演された生徒さんに「お疲れさま」と心より「お礼」を言いたいと思います。そして、いつもお手伝いをして下さる方々へ、これからも引き続いてご協力をお願いしつつ、感謝申し上げたいと思います。