久しぶりに、東京グリーン交響楽団の練習です。今日から来年２月のサントリーホールでの定期演奏会に向けて、長丁場の練習が始まりました。曲は、ショスタコーヴィッチの第５番「革命」がメインです。

私がこのオーケストラに呼んでいただいたときから比べると、かなり弦楽器の状態が良くなってきました。最初の分奏から、ファーストヴァイオリンが４プルト、コントラバスも３人います。二年前は、ファースト二人、コントラバス０だったのですから、大きな変化です。

今日は「譜読み」ということだったので、練習自体はハードなものにはなりませんでしたが、今回の演奏会に向けた練習では、毎回「練習法」の話を少しずつしようと思っています。

今日は、とてもうれしいことがありました。前回の演奏会に向けた練習では、「体の使い方」を毎回解説していたのですが、明らかに変化が起きている人がいるのです。座り方／姿勢ももちろんですが、腕が長く使えていたり、意識が大きくなったことがハッキリわかる人が何人かいました。最初にスケールを弾いていただいた時はとても小さな音だったのですが、「腕を伸ばして」とひとこと言っただけで、音量も音質も大きく変わったのです。少しずつ、お話をさせていただいたことが定着しているのかな、と感じました。

今回は、グリーンにとっての記念演奏会です。私も、できるだけのことをして、良い演奏会になるお手伝いができれば、と思っています。