柏木真樹 音楽スタジオ

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15
Jul.
2006

今日は、アズールの後、大昔(苦笑)に在籍した大学オーケストラの練習を見に行きました。このオーケストラに生徒がいるので、本当はサマーコンサートを聴きにいきたかったのですが、ちょうど名古屋と大阪の仕事の日と重なってしまい、今日がGPだということで、見に行ったのです。20ウン年ぶりに、大学構内の練習場に足を踏み入れました。指揮者の三石先生は、70を超えてもますます意気盛んで、相変わらずの話し振り。腰を痛めしまわれたそうですが、いつまでもお元気で活躍していただきたいと思います。

練習が始まってしばらくして会場に入ったのですが、ちょうど「////」の練習をしているところでした。サマーコンサートでは、東京以外に出身者の多い地方に演奏旅行に行くのが恒例なのですが、コンサートの最後に、会場のお客さんとともに、この歌を歌うのが伝統です。その土地出身のコンサート・マネージャー(外務、と呼んでいます)が指揮をするのも、昔通りで、なんとなく懐かしい気分になりました。

コンサートの曲は、「ルスランとリュドミラ」「ドヴォルジャークのチェロコンチェルト」「悲愴」、アンコールが・・・おっと、コンサート前だから書かないでおきましょう。ソリストは、N響の桑田渉さんです。

週三回の練習を数ヶ月こなして演奏会に臨むのですから、非常によく訓練されているのは、昔通りです。弓の違うところを使っている人などいないのは、社会人中心のアマチュアオーケストラとは比べ物にならないほどそろっています。三石先生の指揮は、非常に明快で、ダイナミックレンジも大きく、躍動感のある音楽を作り上げますが、その要求にもよく応えているように思いました。

練習を聞いて感じたことがひとつありました。昔より「揃っている」感じが強いのです。表現が難しいのですが、「おとなしい」「若者らしい勢いが少ない」ように思えたのでした。先生にそのことを言うと「そのだなぁ。ここ何年かはこんな感じ。昔みたいに、むかってくるやつがいないんだよな」と、少し寂しそうな表情をなさいました。

[ 2006/07/15(土) 00:00 ] コンサート, 日記| コメント(0)
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