昨日、初めての試みである、オーケストラとの協奏曲のみの発表会を行ないました。出演者は、アシスタントの先生を含めて8名。オーケストラは、2管編成で、トロンボーンとハープも入った本格的なものです。会場が、いわゆる「ホール」ではなく、東京交響楽団の昔の練習場(クラシックスペース100)で、ひな壇は組めるものの、客席とオケがフラットな場所です。経済的事情でこうなったのですが、聴いてくださった方から「臨場感があって面白かった」という思いがけない感想もいただきました。たしかに、近くで聴くコンチェルトは、それなりに迫力があって面白いかもしれません。曲目は、
- 1) ショーソン「詩曲」
- 2) チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲ニ長調より、第二楽章
- 3) ラロ「スペイン交響曲」より、第一、五楽章
- 4) ブルッフ「スコットランド幻想曲」より、第三、四楽章
- 5) ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番より、第一楽章
- 6) モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第五番より、第一楽章
- 7) サンサーンス ヴァイオリン協奏曲第三番より、第三楽章
- 8) メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調
最小年齢は中1。学生から始めた若者も、40台でヴァイオリンを始めた「レイトスターター」もいました。出演した生徒さんたちは、もちろんコンチェルトは初体験。緊張していた人もいましたが、みなさん十分に楽しんで演奏できたのではないかと思います。いつも言っているように、発表会は通過点。今回の経験が、これからの練習に生かされることを願っています。
個人的には、「やってよかった」と思いました。いろいろと問題はありましたが、「弾きたい」と言ってくれる生徒が何人か出てきたことも、大きな収穫です。なんとかやり方を工夫して、続けていきたいと思います。
オーケストラを協力してくださった方々、ご来場くださった(思いのほかたくさんのお客さんが入りました)みなさまに、この場をお借りして御礼申し上げます。