柏木真樹 音楽スタジオ

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(過去の公開講座の記録です)

【レイトスターターのためのヴァイオリン連続講座@東京】

東京での連続講座を開始いたします。詳細は以下の通りです。現在、第三回の参加を受け付け中です。

  • 日程:2004年 5月30日(日、終了)
  •         7月19日(月・祝、終了)
  •         9月12日(日)
  •         11月7日(日)
  • 時間:午前の部 9時〜11時30分、午後の部 12時〜16時45分
  • 場所:星稜会館  〒100-0014 千代田区永田町2-16-2
  •          電話03-3581-5650
  •     地下鉄 有楽町線・南北線・半蔵門線 永田町駅6番出口 徒歩3分
  •     千代田線 国会議事堂前駅5番出口 徒歩5分
  •     銀座線・丸の内線 赤坂見附駅下車 徒歩6分
  • 参加費用:午前・午後とも4000円、聴講、午前1000円、午後1500円

講座内容

● 第三回 ヴァイオリンの音程構造

  •    主催・申し込み・問合せ先
  •      トロイムハウス  xxxxxxxxx@xxxxx.com
  •      TEL xx-xxxx-xxxx  FAX xx-xxxx-xxxx(できるだけメール、ファックスで)

 

● 第四回 音楽的表現

  •    主催・申込先・お問い合わせ
  •      トロイムハウス   E-mail:xxxxxxxxxx@xxxx.com
  •      電話:xx-xxxx-xxxx FAX:xx-xxxxx-xxxx
  •      (できるだけメール、FAXでおねがいいたします)

なお、ご意見、ご要望などもご遠慮なくメールしてください。

【終了分】

第一回 左手の仕組み(5月30日)

第一回は、左手の問題について考えてみます。「指が開かない」「速く回らない」などの問題をお持ちの方も多いと思いますが、問題点の原因を探り、解決策を提示できればと思っております。また、左手の基本的な使い方の大人にとって相応しいトレーニング法を実際に身につけていただきたいと思います。なお、午前中の公開レッスンは、左手の問題に限らず、悩みをお持ちの方の解決法をご一緒に考えることができれば、と思っております。

  •     午前の部:ワンポイント公開レッスン
  •     第一部:ヴァイオリン奏法における左手の考え方の基本と体作り
  •     第二部:基礎的な訓練法
  •     第三部:速く動かすこと、ヴィブラートなどのテクニック
  •     第四部:質疑応答

第二回 ボウイングの基本

ボウイングはいつまでも「悩ましい」ものです。その「悩ましさ」がどこからきているのか、またなぜ「できない」ことが多いのかを考えてみたいと思います。右手は左手以上に個人差が大きく、トレーニング方法も個別 に考えなくてはならない部分が大きいものです。講座では、できるだけ個別の悩みにも応えられるように進行を考えたいと思います。

  •     午前の部:ワンポイント公開レッスン
  •     第一部:ヴァイオリンの演奏における右手の考え方と基本の体作り
  •         ヴァイオリン奏法のための究極の脱力法・・応用編
  •     第二部:基礎的な右手の奏法とその訓練法
  •         大きな誤解を解く・・・簡単に音を出すために
  •         ボウイングのチェック・・・合理的であるか? 自分の体に合っているか?
  •     第三部:音を作ることの意味とそのために必要な思考法
  •         音とは音程だけではない・・・何を考えてボウイングを選択するべきか
  •     第四部:質疑応答

(過去の公開講座の記録です)

【レイトスターターのためのヴァイオリン連続講座@関西】

2月29日より、関西地区でレイトスターターのためのヴァイオリン連続講座を開催いたします。前回、10月のクリニックを踏まえ、5回に渡る連続講座形式となりますが、参加の申し込みは一回ごとに行います。今回は第3回の申し込みを受付いたします。なお、右手についての補足も行う予定です。

◎ 公開講座のテーマ ◎

  • 第一回:左手の基礎的な訓練法と基本的なテクニック
  • 第二回:ボウイングのチェックとイメージトレーニング
  • 第三回:ヴァイオリンの音程の考え方と練習法
  • 第四回:速く弾くことと大きく弾くこと
  • 第五回:音楽的表現について

● 第三回連続講座@関西

  • [日時]8月29日
  •     午前9時半〜12時30分 〈 ワンポイント公開レッスン 〉
  •       13時半〜18時   〈 公開講座 〉
  • [場所]クレオ大阪南
  •     谷町線の喜連瓜破駅(きれうりわり・天王寺から12分/東梅田から26分)から徒歩3分
  • [参加費]午前、午後とも4000円、聴講は午前、午後とも1000円
  • [第三回 内容]
  •   ・ヴァイオリンの音程の考え方と練習法
  •   ・ボウイングの基礎の積み残し(移弦、二弦の捉え方など)
  • [主催・申し込み・問合せ先]
  •    トロイムハウス  ××××××@×××.com
  •    TEL xx-xxxx-xxxx   FAX xx-xxxx-xxxx(できるだけメール、ファックスで)

 

【 終 了 分 】

  • ● 日時:2004年2月29日
  • 午前の部:10時〜12時30分:レイトスターターのための公開レッスン
  • 午後の部:13時〜18時:連続講座第一回
  • 場所:ロッコーマン本社ビル4F(神戸市中央区下山手通3-3-19) 元町駅徒歩5分

 

● 第二回連続講座@関西

  • 日時:6月27日 午前9時半〜12時 ワンポイント公開レッスン
  •         12時半〜17時 公開講座
  • 場所:アイフォニックホール 小ホール2
  •    阪急伊丹線伊丹駅下車徒歩4分。JR宝塚線伊丹駅下車徒歩7分
  •    伊丹市宮ノ前1−3−30 電話 072-780-2110
  • 参加費:午前、午後とも4,000円、聴講は午前、午後とも1,000円

第二回内容 ボウイングの基本

ボウイングはいつまでも「悩ましい」ものです。その「悩ましさ」がどこからきているのか、またなぜ「できない」ことが多いのかを考えてみたいと思います。右手は左手以上に個人差が大きく、トレーニング方法も個別 に考えなくてはならない部分が大きいものです。講座では、できるだけ個別の悩みにも応えられるように進行を考えたいと思います。

  • 午前の部:ワンポイント公開レッスン
  • 第一部:ヴァイオリンの演奏における右手の考え方と基本の体作り
  •     ヴァイオリン奏法のための究極の脱力法
  • 第二部:基礎的な右手の奏法とその訓練法
  •     大きな誤解を解く・・・簡単に音を出すために
  •     ボウイングのチェック・・・合理的であるか? 自分の体に合っているか?
  • 第三部:音を作ることの意味とそのために必要な思考法
  •     音とは音程だけではない・・・何を考えてボウイングを選択するべきか
  • 第四部:質疑応答

(過去の公開講座の記録です)

【レイトスターターのためのヴァイオリン一日クリニック2】

2003年10月13日に初めて行いました「レイトスターターのためのヴァイオリン一日クリニック」の経験とご意見を反映して、2004年3月より、関西地区において連続形式での公開講座を行うことに致しました。日時等の詳細は、決まり次第アナウンスいたします。

なお、午前中は希望者がいらっしゃれば、公開でのレッスンと致します。レッスンでは、受講される方が目的、受けたい内容などを自由におっしゃってください。基本的に45分を1コマと致します。また、一日クリニックの時間帯に、質疑応答の時間をとらせていただきます。

  • ● 日時:2004年3月、5月、7月、9月、10月、12月の全六回
  • ● 場所:ロッコーマン本社ビル4F音楽ホール
  • ● 主な内容とタイムテーブル
  •     10時〜12時30分 公開レッスン
  •     13時〜18時   一日クリニック
  •     18時〜20時   懇親会

第一回:基本的な体の使い方のチェック・ヴァイオリンを弾くことのメカニズムとレッスンに臨む姿勢

ヴァイオリンを弾くことに限らず、大人が体の使い方に悩んでいることはたくさんあります。日常生活のちょっとした工夫でも、体を正しく使うことができるようになることは少なくありません。ヴァイオリンを弾くことは、体がきちんと使えていないと非常に酷なものになってしまいます。

多くのヴァイオリンの先生が、先生ご自身の経験からヴァイオリンを教えています。先生はもちろん子どもの頃から楽器に親しんできた人がほとんどですから、大人になってからヴァイオリンを始めたり、長い間のブランクを経て再開した人たちの体の使い方に十分慎重であるとは言い難いのが現状です。

また、長い間ヴァイオリンを弾いてきた人でも、始めに無理な奏法を覚えてしまい、上達が止まってしまったり体を痛めたりするケースもあります。

こうした例をたくさん見てきて、まずヴァイオリンを弾くことがどのようなメカニズムなのかを理解する必要性を痛感するようになりました。

連続講座の第一回は、ヴァイオリンを弾くことと体の関係をじっくりと検証してみようと思います。そして、レッスンを効果 的なものにするために必要なことを考えてみたいと思います。

 

第二回:ボウイングって何だ? ボウイングのチェックと楽器の発音、鳴り方

一生悩み続けるボウイング。誰もが疑問をもち、さまざまな工夫をしているはずです。しかし、ボウイングが一人一人違うものであるということが意外に理解されていません。生徒が先生と全く違う体の使い方をしている場合や、先生を代わったときなど、特にまごつかれる方が多いのは、こうした事情があるからだと考えています。今回は、まずボウイングそのもの考え方を検証して、ボウイングトレーニングに臨む意識改革を目指します。

 

  • 第三回:左手の訓練法
  • 第四回:ヴァイオリンの音程の考え方と練習法
  • 第五回:速く弾くことと大きく弾くこと
  • 第六回:音楽的表現について

 

  • ● 定員:楽器を持った受講20名、聴講20名
  • ● 受講料:楽器を持っての受講3,500円、聴講:1,500円、公開レッスン受講料:4,000円

(過去の公開講座の記録です)

  • ●名称:レイトスターターの上達のために・・・大人のためのヴァイオリン教授法と実践
  • ●日時:2004年2月22日 14時〜18時
  • ●場所:名古屋YWCA2階ホール
  • ●主催:日本弦楽指導者協会中部支部
  • ●申込先・お問い合わせ:日本弦楽指導者協会中部支部理事 大島真美先生
         TEL & FAX:xxx(xxxx)xxxx
  • ●参加費用:1,000円

●講座内容

[第一部] レイトスターターの置かれている現状と問題点
あらかじめ配布した資料を基に、現在のレイトスターターの状況を理解していただくためのものです。

[第二部]  公開疑似レッスン
悩みを持つレイトスターターを公開レッスンいたします。ただし、悩みの解決策を会場の先生方にも一緒に考えていただき、先生の側が陥りやすい思考のワナと、レイトスターターの悩みを知っていただくことが目的です。

[第三部]  大人のためのヴァイオリン教授法の考え方
大人のためのヴァイオリンのレッスンのあり方を、いくつかの事例に分けて説明いたします。いわば、レイトスターター向けレッスンの考え方の総論部分。先生の立場、生徒さんの立場の両方から考えてみます。

[第四部] 具体的な問題点の解決策の実例
上記「総論」に対して「各論」部分。単に実例を説明するだけでなく、その中でどのような思考過程が働いているかを解説し、応用力を付けることを目標にします。

[第五部] 質疑応答
事前アンケートの中から面白いものを取り上げると共に、先生・生徒両者とのフリートーク。

大阪、東京と、単発の公開講座を二度ほど開催させていただきました。たくさんの方に参加していただきました。心より御礼申し上げます。

第一回を大阪で開催したのは、「東京なら一杯になるだろう、他でどのくらいニーズがあるのか知りたい」という気持ちがあったからですが、最初の一回ということで、私のスキルの問題、参加者とのコミュニケーションのとり方など、参加者の皆さんに充分満足がいくものではなかったと思います。その点、深くお詫びいたします。

東京の公開講座(1月31日)をやってみて、なんとかこれならできそうだという目処がたちました。キーポイントは、「参加者の悩みは一人一人異なる」という、当たり前の事実を私が忘れていたことに気が付いたことです。

もちろん、体の使い方や奏法は一人一人チェックしなければならないという「当然の事実」を忘れていたわけではありません。しかし「なるべく汎用性のある話をして、チェックは短く、一人一人にかける時間はできるだけ短く」という意識が強かったこと、「あれもこれも話をしたい」という欲が強すぎたこと、会場の狭さ(大阪)など、いくつかの要素があり、参加者の要求に応えきれなかったのだと思います。

東京の午前中、公開レッスンに見学にいらしてくださった方がとても多かったのには驚きました。おそらく一桁だろうと思っていたのですが・・・実は、懇親会で、「人のレッスンを見ることが勉強になることがわかった」という感想をたくさんいただいて、「中途半端な個人チェックなら一人に徹底したほうがよい」ということに気が付いたのです。

東京では、指導者の立場にある方が参加していただいたことも嬉しいことでした。

私のストリング誌の連載が、あちこちでトラブルを起こしている(苦笑)報告をいただいていますが、多くの場合指導者が「自分のやりかた以外を認めない」ということが原因であると思います。はっきりと、「そんなどこの誰が書いたかわからないような記事を信用するより黙って自分の言うとおりに練習しなさい」と言われた方も、一人や二人ではありません。

なぜこんなことが起きてしまうか、というと、指導者側の意識に原因があると思わざるを得ません。それは、「先生ができることなどほとんどないということをわかっていない」からだと思います。

勉強を教えるときでもヴァイオリンを教えるときでも、そのことは痛感しています。若い頃は「自分が筋道を示して鍛えれば、誰でもできるようになる」という傲慢な錯覚をしていて結果として生徒さんたちにもずいぶん苦労をさせたのではないか、と今になってみれば思います。私たち指導する側ができることは、生徒さんがスキルを身につけていくためのほんの一部分です。そして、そのことを指導者側も生徒側もわかっていなくては、効率のよいレッスンには決してならないのです。

そのことに気が付いてからは、教えることに非常に慎重になりました。コミュニケーションの重要性に行き当たったからです。

ここで言う「コミュニケーション」とは、お互いの意思を通じ合うことだけではありません。私が「生徒が何をしているか」という状態を把握し、場合によっては生徒の体や「無意識」とやりとりすることです。これができるかどうかが、指導者としてのスキルを決定的に変えてしまうということに気がついたのです。

そういった意味で、大人の指導に悩んでいらっしゃる指導者の方たちにも是非読んでいただきたいと思いながら、ストリングの連載を続けています。クリニックにしてもそうなのです。

二回の経験で、これからの進め方を考えることができました。これから、東京と大阪で連続講座をいたしますが、おそらく、「ニューヴァージョン」でいけるのではないかと(苦笑)思っております。