柏木真樹 音楽スタジオ

トップページ > 音楽理論講座 > 音楽理論講座No.32 音が音楽になるとき…第1回 総論(終了しました)

[日時 2016年8月28日(日)14時~19時]

「音楽的に聞こえる」「センスがある」と言われる演奏は、どのような前提があればできるのでしょうか。音を楽譜に従って順に並べただけでは、音楽にはなりません。今回の講座では、音の羅列が音楽になる様子を、さまざまなポイントで解説します。実際に、どのような音列が音楽になるのか、どのように感じる時に音楽と認識されるのか、を前提に、具体的な項目ごとに解説します。今回の講座は、次回以降に個別のテーマとして続く、総論的なものになりますが、以後、ひとつずつの要素についての掘り下げた講座を行います。音楽的な演奏を目指す、多くの方の参加をお待ちしております。

 内容ですが、以下の通りです。事前に資料を読んでいただき、講座ではピアノとヴァイオリンを使って実際に演奏しながら解説します。かなり面白い内容になったと思いますので、興味がある方は是非受講してくださいませ。
 なお、講座の中で、バッハの無伴奏パルティータ第3番を演奏します。

【1】音の羅列と音楽の違い・・・人間はどのように並んだ音を音楽と感じるのか
(1)音楽とは何か・・・何を持って「音楽」だと感じるのか
(2)音の羅列に「意味がある」とはどのようなことか
(3)人が音の羅列を音楽だと感じるためには何が必要か
【2】音楽が進行するために必要なもの・・・音楽的な「ゆらぎ」について
(1)運動が連続するためにはゆらぎが必要
(2)音列が音楽に感じられるための「音楽的なゆらぎ」とは何か
(3)目的を持って書かれた「意味がある音列」と音楽的ゆらぎ
【3】音楽を作るための要素を確認しよう
(1)リズム
(2)音の「形」の選択
(3)フレーズ
(4)強弱やテンポの変化
(5)話声進行など、その他の要素
【4】「らしさ」を解明する(時間によっては、次回の講座に回す可能性があります)
(1)地域性、作曲者の違いによって「らしく」聞こえるのはなぜか
(2)「らしさ」を演奏に反映させるには

●講座の中で使用する曲(すべて、一部分を取り出した演奏です。また、変更する可能性もあります)
ピアノ曲
モーツァルト:ピアノソナタK.545冒頭
バッハ:2声のためのインヴェンションより
バルトーク:「子供のために」より
シューマン:「子供の領分」より  他
ヴァイオリン曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、第5番より
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「スプリング」より
クライスラー:「プニヤーニのスタイルによる序奏とアレグロ」より

No.32「音が音楽になるとき…第1回 総論」

  • [日時] 2016年8月28日(日)14時~19時
  • [場所] 柏木真樹音楽スタジオ(JR山手線/東京メトロ南北線駒込駅徒歩3分)
  • [定員] 25名
  • [参加費] 一般 4,500円   生徒 3,500円

※1 筆記用具を持参してください。

 

※2 一週間前に資料をWord(もしくはpdf)で送付いたします。印刷もしくは直ぐに見られる形にして当日ご持参ください。

 

※3 紙に印刷した資料をご希望の方は別途500円(送料込み)いただいています。ご希望の方は講座申込時にお知らせください。

 

※4 資料は事前に読んできてください。講座では資料を読んでいること前提でその先のお話をします。

 

定員になり次第、募集は締め切らせていただきます。また資料だけの配布はしておりません。参加の申し込みは、メールフォームからお願いいたします。