「知って楽しい、演奏に役立つ楽典講座」は第13-16、18回目までの5回シリーズです。
第一回は、楽典を学ぶ前提として、私たちが親しんでいる「クラシック音楽」についての理解を深めていただくために、「音楽理論・総論」と「音楽史概論」を取り上げました。概論は、音楽理論を学ぶことの意味を考え、学ぶべき楽典の全体構造を理解していただくことが目的です。また、音楽史概論を取り上げるのは、音楽の成り立ちを理解するためには、音楽の歴史的理解が欠かせないと考えるからです。
5回の楽典講座全体では、楽器を演奏するために必要な音楽理論の知識だけでなく、楽器の演奏が楽しくなる、また、音楽を聴くことがもっと楽しくなるようなお話をしたいと思っています。
各回ともに、50~80ページほどの資料がつきます。もちろん、この資料だけを読んでも面白いものにするつもりです。みなさんの参加をお待ちしております
楽典シリーズ第2回目の講習会のお知らせです。
事前に資料を読み講習会でより理解を深めていただくという形式です。
No.14「知って楽しい、演奏に役立つ楽典講座2:音について」
- [日時]2011年3月21日(金)14時~18時
- [場所]柏木真樹音楽スタジオ(JR山手線/東京メトロ南北線駒込駅徒歩3分)
- [参加費]4,500円(生徒/グリーン、アズールのメンバーは2,500円)
○連続講座第二回の内容は?
- 1)音そのものについての考察
- 2)音の関係を作るもの(リズム、旋律、和音)とはなにか
- 3)楽譜の歴史と音符などを理解すること
1)は音程講座の内容とだぶりますが、実際の講習会ではほとんど話をしません。資料を読んでいただいて、疑問点を解消することと、ひとつ、ふたつ、付け加えることが目的です。
2)は、資料では音楽の三要素と音楽を進める力についての解説を、講座ではそれぞれをどのようにとらえて練習するか、という実践論まで踏み込んだ形でお話をします。
3)は、事実関係は資料で理解できると思いますので、講座では、応用問題の解き方を解説してみる予定です。
※事前に資料を送付しますので、参加申し込みはできるだけ早くお願いいたします。
※参加の申し込みは、メールフォームでお願いいたします。
※生徒限定で、資料のみの配布をしてます。[資料代]1,000円
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↓ 楽典講座、5回シリーズの概要です ↓
1)総論
- ・楽典の学習方法
- ・楽典の構造を理解する
- ・音楽の成り立ち
- ・音楽の理論を考えるために必要な最低限の歴史的知識など
2)音と音の相対的な関係を形作るもの(◀イマココ)
- ・音についての若干の考察
- ・音名と音程
- ・リズム
- ・旋律
- ・和音
3)楽譜に書かれていること
- ・楽譜には何が書かれているのか
- ・楽譜の種類
- ・楽譜の書き方の原則
- ・楽語や記号の理解の仕方
4)調性と音律
- ・調とは何か
- ・スケール、和音
- ・音律の簡単な理解
5)和声入門
◆「演奏法入門」
◆作曲家別音楽史